YRPユビキタス・ネットワーキング研究所と青山商事(株)は9日、東京・豊島区池袋の“洋服の青山 池袋東口総本店”で記者会見を開き、同店舗で9日から15日まで実施される店舗実験の概要に関して説明した。 実際に販売されている、スーツ314着に個体識別用の“ucodeタグ”を貼付。出荷から販売までの品質管理、在庫管理に利用するほか、キオスク端末やTRON搭載の携帯情報端末“ユビキタスコミュニケータ”などを使い、来店した顧客が商品情報を参照できるサービスなども提供する。また、ICカード(eTRONカード)による認証も取り入れ、同じ端末を利用した場合でも従業員と顧客でアクセスできる情報を区別できるようにする。店内には場所情報を取得するためのucodeタグも用意。「何を扱っている売り場か」「おすすめのもう一着のスーツが店内のどこにあるか」など場所と絡めた店舗ガイドシステムの提供も行なう。