近年、FinTechが大きな注目を集める中で、金融分野におけるIoTの活用は、現在、それほど進んではいない。しかし「ヒトとモノの物理的な事象に関わるデータ」を取得し活用するIoTは、大きなインパクトを金融業界に与える潜在的な力を持つ。本稿では、「IoT×金融」の理解を助けるわかりやすい事例を用い、その姿と可能性に迫る。 IoTの最大の特徴 物理的な事象のデータを活用し、人の行動や状態を変える これまでなかった「ヒトやモノの物理的な事象に関わるデータ」を取得・活用することで、新たな付加価値の創出に向けた試みが生まれ始めている。その多くは、ヒトやモノと関わりの深い、ものづくり分野や小売・サービス分野などを中心とした事例である。 ▼関連記事 IoT(モノのインターネット)の課題とトークナイゼーション 事例で学ぶIoT – 国内外のIoT先進事例とIoTの本質<前編> IoT活用のわかりやすい事例
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