『デジタル変革マーケティング』 発行日:2017/2/15 著者:横山 隆治、内田 康雄 発行:日本経済新聞出版社 文:大下文輔 本書『デジタル変革マーケティング』の主張は大きく2点に集約されるだろう。第1点は、マーケティングを経営の中心に据えようということ、第2点はデジタル化したマーケティングデータを統合し、そのデータを組織横断的に共有・活用して経営効率、業務効率を上げていこうという呼びかけである。 著者の1人、横山隆治氏はこれまでもこの2点についてブログや講演を通じて度々説いてきた。本書では、もう1人の著者である内田康雄氏と共に、マーケティングダッシュボード(それは同時に経営ダッシュボードでもある)を中心とした、「デジタルマーケティングはどのようにして行うのか」を具体的な手法や事例を示して採り上げている。 経営の質を変えるデータドリブンマーケティング 以前からも、データドリブンマーケテ