大日本住友製薬とKDDIは9月18日、仮想空間技術(XR:Extended Reality 仮想空間技術の総称)を活用した医療関係者向けの情報提供活動を開始すると発表した。医薬品の詳細情報や臓器・細胞・医薬品分⼦構造などの3D映像をスマートグラス「NrealLight」を通じて体感できる。同技術の本格的業務活用は日本初。オンライン説明会や講演会への応用を想定しており、2020年度中にMRと医療従事者の新たなコミュニケーション手法として試験的に実施する。 同社は2019年12月に新設したマーテック戦略推進室(横田京一室長)を中心に、デジタル技術を用いたMRと医療従事者の新たなコミュニケーションの構築に注力している。その先駆けとして6月に発売した非定型抗精神病薬ラツーダについて、オンライン会議システムを用いた「iMR」(リモート専任MR)による予約面談と、新規オリジナルキャラクター「vMR」(