製薬企業が決算で公表した製品別売上高などをもとに、2023年度の国内売上高が50億円以上の医療用医薬品190品目をランキングしました。トップはMSDの免疫チェックポイント阻害薬「キイトルーダ」で、2年ぶりに首位に返り咲き。2位は同社の新型コロナウイルス感染症治療薬「ラゲブリオ」で、昨年1位だった小野薬品工業の免疫チェックポイント阻害薬「オプジーボ」が3位。アストラゼネカの同「イミフィンジ」は前年から倍増し、1000億円を突破して4位に入りました。 1000億円超は6製品 2023年度に国内で最も売れた医療用医薬品は、MSDの抗PD-1抗体「キイトルーダ」。薬価ベースで前年度比22.5%増の1649億円(IQVIA調べ)を売り上げ、2年ぶりに首位となりました。2位は同社の新型コロナ治療薬「ラゲブリオ」。同薬は22年9月に一般流通を開始し、前年4位の同「ベクルリー」(ギリアド・サイエンシズ)に
海外の大手製薬企業20社の2023年の業績を、▽売り上げ・利益▽研究開発費▽主力製品売上高▽疾患領域・事業別売上高▽地域別売上高――の5つの切り口からチャートで解説します。 売上高トップはロシュ 2023年の世界売上高トップはスイスのロシュ(670億9000万ドル)。2位は米メルク(601億1500万ドル)、3位は米ファイザー(584億9600万ドル)でした。前年首位のファイザーが新型コロナワクチン・治療薬の需要減で4割の減収となった一方、ロシュは新型コロナ治療薬の販売減の影響を多発性硬化症治療薬「Ocrevus」などで緩和。メルクは免疫チェックポイント阻害薬「キイトルーダ」が好調を維持しました。 純利益も127.63億ドルを確保したロシュがトップ。2位はデンマークのノボノルディスク(125.52億ドル)、3位はスイスのノバルティス(85.72億ドル)でした。米ジョンソン・エンド・ジョンソ
診察室のコミュニケーションを行動経済学で解説するキックオフイベントを開催 ヤンセンファーマ株式会社(代表取締役社長:クリス・フウリガン、本社:東京都千代田区、以下「ヤンセン」)は12月5日(土)、患者さんが診察室で医師との対話を深めるコミュニケーションのとり方や、治療満足度を向上させるための情報発信を目的とした「KATARU (カタル)プロジェクト」を立ち上げました。また同日、「前立腺がん」に焦点を当てたキックオフイベントを開催しました。 医療の現場における円滑なコミュニケーションが、患者さんの治療満足度に影響を与えることが近年明らかになっています1。しかし、医師・患者さんの双方の視点の違いから、コミュニケーションがうまくいかないケースも見られます。なかでも、60歳以上の男性に多く見られる前立腺がんは、比較的進行がゆっくりであり、治療における医師との関係が長期に渡ります。しかし、疾患がデリ
前立腺がんは、男性特有の臓器である前立腺にできるがんです。50歳以上に多く見られ、男性に発症するがんの第1位1です。前立腺がんの患者数は、50歳代から徐々に増え始め、60歳代半ばから大きく増加、その数は近年急増しています。厚生労働省が3年ごとに行っている全国の患者数調査の、平成26年度の年齢別の患者数ランキングによると、患者数は50歳代で5番目、60歳代前半で3番目、65歳以降では1番多いがんであり50歳代から注意が必要です2。 また初期の前立腺がんはほとんど自覚症状がなく、そのため発見が遅れるケースがあります。初期の前立腺がんを早く見つけ適切な治療をするためには定期的な検査が有効です。 このような背景を踏まえ、ヤンセンは前立腺がんの定期的な検診、早期診断の重要性の啓発を目的としたウェブサイト「HALF TiME PROJECT」を開設いたしました。本ウェブサイトでは、前立腺がんについての
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