1926年(大正15年)、日本初の実験的ホラー映画が公開された。『狂つた一頁』は、当時の映画監督で俳優だった衣笠貞之助が、横光利一や川端康成などの新感覚派の作家と結成した「新感覚派映画連盟」の第1回作品で、無字幕のサイレント映画だ。 精神病院が舞台で、狂人たちの幻想と現実が実験的な映像表現で描写されている。その全編がYoutubeに公開されており、最近海外サイトで注目を集めていた。
面白いゲームや小説、映画を楽しんでいる時間はあっという間だ。私はクライマックス以上に、楽しい時が終わること自体に切なさを感じてしまったりする。特にビデオゲームの場合、物語が終わってしまうと「プレイヤーである自分が自由に遊べる場所が終わってしまう」という二重の哀しみがある。「RPGをクリアせずにラスボス前で辞めた」経験があるという方も少なくないだろう。 まあそうは言っても、終わりがあるからこそ物語は楽しめるんだよなあ。と、私は思っていた。どれだけスケールの大きい話だとしても、シメはつけてもらわないと楽しく読み終われないはずだ。 だがそれは間違いかもしれない。永遠に終わらない、ループする構造を極限まで突き詰めた作品をいまだ人類が知らなかっただけなのかもしれない。 少なくとも、エンドレスなループという構造をつきつめて作り込めば、1本のすごいゲームができることを人類は知ってしまった。 『Loop
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