2006年11月13日のブックマーク (1件)

  • Economics Lovers Live ■[経済] 間宮陽介『ケインズとハイエク』増補版

    ケインズとハイエクの経済思想の結節点を「制度」や「慣習」に求めるという間宮氏の試みが、書の公刊から20年近くを経て、具体的な「制度」=中間組織への期待となって姿を現している。 増補 ケインズとハイエク―“自由”の変容 (ちくま学芸文庫) 作者: 間宮陽介出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2006/11メディア: 文庫購入: 8人 クリック: 52回この商品を含むブログ (26件) を見る 旧版における議論の整理はラスカルさんのエントリーを参照されたい。ここでは主に増補版の中心である「補論」に紹介をしぼる。 最近の社会情勢の変化を間宮氏は「市場原理主義」(新自由主義)と社会主義・国家主義の二極の対立、あるいは別の表現だが「公と私の対立」という図式として単純化されてしまい、前著でのケインズとハイエクの両者の「自由主義」がもった共通する領域が抹殺されてしまった20年であると総括する*1。

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