大日本印刷とNTTドコモは7日、電子書籍と紙の本の両方を扱う書店を来年1月上旬から始めると発表した。まず、スマートフォンやタブレット型端末向けに電子書籍の配信を始め、来年中に紙の本を扱い始める。 8月に業務提携を発表した両社は、21日に新会社「トゥ・ディファクト」を設立する。出資比率は大日本印刷(子会社含む)が60%、ドコモが40%。 大日本印刷傘下の電子書店「honto」をベースに、来年1月からドコモのスマートフォン「ギャラクシーS」など7端末や、ソフトバンクの「iPhone」「iPad」向けに電子書籍を配信する。当初約3万点を扱い、約10万点に拡大する。 さらに11年中に大日本印刷傘下のオンライン書店「bk1」と統合し、一つのインターネットサイトで電子書籍と紙の本を販売できるようにする。 電子書籍ビジネスをめぐっては、書店最大手の紀伊国屋書店が、紙の本と電子書籍を扱う電子書店を