昨日リンクしたクリス・ディローの19日エントリでは、ここで紹介したサイモン・レンールイスの マクロ経済学モデル構築の卵をすべてミクロ的基礎付けという一つの籠に入れたことにより、急速に変化する現実世界に追随してマクロ経済学者が何か有益なことを言うスピードを顕著に鈍化させたのだろうか? という問いを深めるという形で、良きマクロ経済理論が適合すべき現実世界における5つの事実を挙げている。 失業者は職を持つ者より大いに不幸である。これはマクロ経済学への興味を正当化するのみならず、RBC型理論への重大な疑念を抱かせる。確かに限界原理的に失業を選ぶ者もいようが、失業者の大多数が不幸であるという事実は、失業の大多数は非自発的であることを示している。 価格と賃金の粘着性は過大評価されている。イングランド銀行のある調査によると、企業の半数近くがコストの増大もしくは需要の低下の3ヶ月以内に価格を変更しており、
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