プリンはいつから固まることを放棄したのだろう…と、ふと思った。 少なくとも、私が子どもの頃のプリンは固かった。というか、きっちり固まっていた。それが最近のプリンときたらどうだ。過去からタイムスリップしてきた人が見たら「なんという失敗作! ちゃんと作れ!」と怒り出しかねないほどの、ゆるゆるとろとろっぷりである。 …しかし、これが大人気なのだ。元々柔らかい食べ物を、さらに柔らかくしたことでプリン人気は確実に上昇した。ならば、似たような食感の茶碗蒸しにも、この法則を当てはめることは出来ないだろうか。 ふわふわとろとろの茶碗蒸し。…うん、これはプリンよりも食べてみたい気がするぞ。