日本自動車工業会が29日に発表した09年の国内自動車生産台数は、前年比31.5%減の793万4516台となり、1976年以来、33年ぶりに800万台を割り込んだ。08年秋のリーマン・ショックを受けて始まった急激な減産が年前半まで及んだためで、減少幅も統計を始めた66年以来、最大となった。この結果、自動車生産世界一の座も中国(約1380万台)に明け渡した。 国内自動車生産の減少は2年連続。09年後半には、エコカー減税など政府の自動車購入支援策に下支えされた販売が復調したため、国内生産も11月から前年比プラスに転じた。しかし、欧米需要の低迷などで輸出が伸びず、生産の本格回復からは遠い。 09年の国内生産の内訳は、乗用車が同30.9%減の686万2161台と、82年以来、27年ぶりに700万台を割り込んだほか、トラックも公共事業の削減などを背景に同34.7%減の98万5100台で大幅に減少。全体
プロ野球が好きで、高3の時もペナントレースから、日本シリーズまで見ていました。本格的に受験勉強を始めたのは、その後です。受験勉強のポイントは(1)きちんと寝る(2)「出力」が大切(3)歩きながら覚える--の三つ。当時は意識せずに実践していましたが、大人になって脳の研究を始めてから、いろいろと分かってきたことがあります。 脳が、入力された情報の中から覚えておくことを取捨選択する時、基準は何かというと「出力の頻度」なんですね。「脳の立場」から説明すると、「何度も入力されるから」覚えるのではなく、「何度も出力する場面があるから」覚えるということなんです。受験勉強の時、問題を見て解き方がわかっても、必ず紙に書いていました。それが良かったんだと思う。人に説明するのもいい。数学と物理が得意だと知られていたので、聞かれる機会が多かったんです。聞かれた時点では分かっていなくても、説明することで自分のものに
日本経団連は19日、今年の春闘に向けた経営側の指針「経営労働政策委員会報告」(経労委報告)を発表、労使交渉が実質的に幕開けした。厳しい景気動向と雇用情勢を踏まえ、昨年と同様に「賃金より雇用を重視する」としたうえで、定期昇給(定昇)の凍結も議論する構えを示した。 経団連の大橋洋治副会長(全日本空輸会長)が同日会見し発表した。経労委報告の発表はこれまで12月だったが、春闘交渉に近づけるとして、今回から1月に改めた。連合は賃金水準を底上げするベースアップ(ベア)の統一要求を見送る一方、定昇維持を要求。25、26日の労使フォーラムを皮切りに本格化する春闘交渉は定昇維持が争点となりそうだ。 報告は、経済情勢について、生産低迷や個人消費冷え込み、デフレ進行などを理由に「先行きを楽観できる状況にない」と分析。総額人件費抑制の観点から賃上げに否定的な考えを示したうえで「雇用確保に努めることが強く求められる
ぐっすり眠っている人の脳に刺激を与えることで、特定の記憶を強化できることを、米ノースウエスタン大のチームが実験で確かめた。睡眠学習への応用も期待できそうだ。20日付の米科学誌サイエンスに掲載された。【元村有希子】 実験は19~24歳の男女12人に実施した。コンピューター画面のさまざまな場所に、割れたグラスやヘリコプター、猫など50種類の絵が順番に現れ、猫の絵を表示している間には鳴き声など関連する音を聞かせて、表示位置を覚えてもらった。 1度目のテストの後、全員が約1時間の昼寝をした。「ノンレム睡眠」と呼ばれる深い睡眠のうち、眠りがさらに深まった段階で、50個中25個の音を聞かせた。目覚めた後に2度目のテストをしたところ、睡眠中に音を聞かせた25個の方が、聞かせなかった25個より表示位置を正確に覚えていた。しかし被験者は、睡眠中に音を聞いた認識がなかった。 チームは別の12人に同じ学習をさせ
政策演説するオバマ米大統領=東京都港区のサントリーホールで2009年11月14日午前10時33分、代表撮影 オバマ米大統領は14日午前、東京都港区のサントリーホールで米国のアジア政策について演説した。演説の全文は以下の通り。 ◇オバマ大統領東京演説 全文 ARIGATO。おはようございます。東京に来られて大変光栄だ。大統領として初めてアジアを訪れる中での最初の訪問地だ。古くからの友人である新駐日大使のルースさんら、日米両国の結びつきを強化するために日夜尽力されている日本と米国の皆様とご一緒できることをうれしく思う。 日本を再訪できたことは、大変すてきなことだ。子供のころ、母親が鎌倉へ連れていってくれた。何世紀もの間、平和と静寂の象徴であり続けた大仏をそのとき見上げたのだが、子供だった私は抹茶アイスクリームへの関心の方が強かった。昨晩の食事にアイスクリームが出て、そうした思い出の一つを共有で
照れながらしこ名を書いた紙を掲げる森麗=福岡市東区の大嶽部屋で2009年11月2日午後1時1分、大島祥平撮影 15日に初日を迎える大相撲九州場所の番付発表が2日あり、大嶽部屋の入門7年目の序ノ口力士、森川(22)が、しこ名を森麗(もりうらら)と改めた。 指導する二子山親方(元十両・大竜)は「みんなに愛される力士に、という意味」と説明したが、113連敗で引退した人気競走馬「ハルウララ」を連想させるしこ名。 03年の初土俵後、全38場所で負け越し続けている森麗。改名について「びっくりしたが、一生懸命頑張ります」。ひたむきに土俵に立つ森麗に春が来るか。【大島祥平】
<世の中ナビ NEWS NAVIGATOR> 民主党は政権交代後に、「天下り」や「非効率な事業運営」が問題視される独立行政法人の抜本的な見直し作業を本格化させる。通則法の改正などで独法の「埋蔵金」を回収し、新たな財源を確保する方針で、公務員制度改革の一環として天下り先となっている独法の「解体」を図る狙いもある。だが、独法の廃止や事業縮小は行政サービスの低下につながる恐れもあり、見直しには重い政治決断が必要になりそうだ。【平地修】 ◇大胆な事業縮小・廃止 「高度な政治決断要する」 民主党は多数の官僚OBが天下りする独法を「無駄の温床」として批判。不要事業を廃止するなど「独法のあり方は全廃を含め抜本的な見直しを行う」としている。99法人の資産と負債の差に当たる純資産は計24・4兆円で、このほとんどを政府による出資金が占めている。独法を廃止して資産と負債を整理した場合、超過資産に相当する純資産の
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