新型コロナウィルスの流行以来、外出するときにはマスクをつけることが当たり前になりました。感染対策として必要なマスクですが、人と人とのコミュニケーション上では弊害になることもあります。外来診療では、私も患者さんもマスクをしながら会話をしますが、声が聞こえにくいので聞き返さなければならなかったり、口元の動きが見えないので微妙な表情がわかりにくいことも少なくありません。 では、マスク着用によるコミュニケーションは子どもの発達にも影響を与えるのでしょうか。今後更なる検討が必要と思われますが、1つのケースをもとに「マスク育児」について考えてみましょう。 家族内感染を恐れ家でもマスク生活 先日、30代後半の女性が二人の娘の相談に来院しました。AちゃんとBちゃんのお母さんです。マスクの上からフェイスガードをつけ、幼稚園生のAちゃんと手をつなぎ、胸の抱っこ紐にはBちゃんが眠っていました。お母さんは顔色が悪
![お弁当時間「先生のお口怖い」と泣く園児―過敏なコロナ対策・マスク育児を考える(関谷秀子) - エキスパート - Yahoo!ニュース](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/91912736527cb7dd1bf30848dd4acc45a8b11ffc/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnewsatcl-pctr.c.yimg.jp%2Ft%2Fiwiz-yn%2Frpr%2Fsekiyahideko%2F00239386%2Ftitle-1621752384602.jpeg%3Fexp%3D10800)