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2017年7月18日のブックマーク (2件)

  • 不老の薬があるかもしれない - 神経科学者もやっている精神科医のblog

    研究の講演で将来を夢見ることができることはもう10年位なかったのだが、つい先日目の覚めるような話を聞くことができたので紹介したい。 過日このようなニュースがあったのをご存知だろうか。 www.konekono-heya.com ネコはどうも腎不全になりやすいらしく、多くのネコが腎不全で死に至る。腎臓が機能しなくなり、尿毒素が身体に溜まって死に至る腎臓病が、AIMという薬を使うことで劇的に改善したという話である。ネコでは臨床試験が進んでいるらしく、最初のネコは何と15歳。急性腎不全状態で、あと1週間で死ぬと言われたネコが、AIM投与によって奇跡の回復を果たし、計15回の静脈投与で、1年経った今、とても元気だという。 尚より詳しくは⇛ネコに腎不全が多発する原因を究明 AIMとは? Apoptosis Inhibition of Macrophage、の略である。日語では「マクロファージのアポ

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  • 開発中のアルツハイマー病治療薬はどうなった? - 神経科学者もやっている精神科医のblog

    つい先日ヤフーでこんな記事があったので、気になったことなどを。 news.yahoo.co.jp 記事内容は概ね頷ける。確かにアルツハイマー病(アルツハイマー型認知症)の治療薬は失敗続き。特にアルツハイマー病の原因は、加齢とともに、アミロイドβ42というタンパク質が神経細胞間に集まって溜まっていき(凝集と沈着、という)、それが神経細胞にとっては毒性を発揮されてしまう。ちなみにアミロイドβ42を主成分とするタンパク質の沈着を老人斑と呼ぶ。 ja.wikipedia.org より専門的には… アミロイドβタンパク だって神経細胞もネットワークも復活しないから… ということで、アミロイドβ42(Aβ42)をターゲットに薬を考えるとすれば、方策は3つ。 1. Aβ42を作らせない(合成抑制) 2. Aβ42が出来てもそれを凝集させない(老人斑を作らせない) 3. 沈着したAβ42を分解する(老人斑

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