2020年の前半、新型コロナウイルスの感染者が爆発的に増加していた米ニューヨーク市で、尊敬される救急医ローナ・ブリーン氏が自死した。49歳だった彼女は、ニューヨーク長老派アレン病院の医長を務めており、聡明で、精力的で、有能な人物と評価されていた。精神疾患の病歴はなかったが、新型コロナに感染したことで状況は一変した。ブリーン氏は同年3月18日に発症し、10日間の闘病を経て仕事に復帰した。しかし家
2020年の前半、新型コロナウイルスの感染者が爆発的に増加していた米ニューヨーク市で、尊敬される救急医ローナ・ブリーン氏が自死した。49歳だった彼女は、ニューヨーク長老派アレン病院の医長を務めており、聡明で、精力的で、有能な人物と評価されていた。精神疾患の病歴はなかったが、新型コロナに感染したことで状況は一変した。ブリーン氏は同年3月18日に発症し、10日間の闘病を経て仕事に復帰した。しかし家
新型コロナウイルス感染症の後遺症の一つ、「ブレインフォグ」という症状を耳にしたことはあるだろう。その名称の通り、脳に霧がかかったようになるというが、それは二日酔いや鬱の状態とは異なるという。今まであまり重視されてこなかったが、実は脳の構造そのものが変化してしまう深刻な障がいなのだ。 2020年3月25日、ハナ・デイヴィスは友人2人とメッセージのやりとりをしていると、不意に目の前の文面の意味がわからなくなった。あとになって、あれが新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に感染した最初の兆候だったと気がついた。同時に、「ブレインフォグ(脳の霧)症候群」として知られる症状であったことも。 その瞬間、それまで何でもできていた自分が不自由な自分へと変わった。以前は人工知能分野で働き、複雑な分析も難なくこなしていた。それが今では、「頭のなかにできた障壁にぶつかって」ばかりで、空欄を埋める程度の簡単
2022年6月16日 新型コロナウイルスに感染した人は、2022年6月中旬の時点で国内で900万人以上。コロナから回復したあともさまざまな体調不良に悩む人も多く、「後遺症」と考えられています。 どんな症状が後遺症なのか、いつまで続くのか、発症の仕組みは。分かってきたことについてまとめました。 コロナから回復したのに さまざまな症状が… 新型コロナから回復したあと、長期にわたって体調不良に悩まされた人がいます。 埼玉県内に住む20代の男性は、おととし7月下旬、コロナに感染しました。 社会人1年目で、IT関連会社で営業職として働いていた男性。39度を超える発熱に、頭痛やだるさ、そして、味やにおいを感じないといった症状が出ました。 ホテルで2週間療養したあとに回復し、発熱や呼吸ができないほどの苦しさは徐々になくなりましたが、けん怠感、嗅覚・味覚の異常などは続いたといいます。 その後、8月には会社
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