その1からの続きです。今日は実際にGWTを使ったアプリケーションの開発に挑戦してみました。ただ、いきなりAJAX的にサーバとクライアントの間で非同期に通信をおこなうアプリケーションを作るのは大変なので、とりあえずGWTのクラスライブラリに慣れるために単純なコードを書いてみました。 まず適当なディレクトリを作り、そこから以下のようにapplicationCreatorを実行します。引数は適当なパッケージ名+メインのクラス名です。 applicationCreator com.google.code.myproject.client.MyApplication するとHello World的な単純なアプリケーションのコードが生成されます。MyApplication-shellを実行すると以下のようなホステッドモードの画面になります。 これをひな型として、不要な部分を削り、必要なコードを加えてい
私の場合、Google でエンジニアとして働いていても、C++ でサーバー側のコードを書いている時間が一番長かったりして、案外イマドキの Web2.0的技術、たとえば Google Maps API 等のウェブサービス API や JavaScriptを活用したフレームワークに触れる機会は少なかったりします。しかし、自社で公開している APIやライブラリを知らないのもアレですし、たまには新しいものに挑戦しないと世の中についていけなくなるのではないか、脳年齢の上昇に歯止めがかからないのではないか、セルライトが増加したり血液がドロドロになるのではないか、といった微妙な恐怖が生活習慣病予備軍を襲います。そんなわけで最近ちょっと気になっているのがGWTことGoogle Web Toolkit です。 GWTを一言で述べるなら、Java「だけ」を使ってAJAXアプリケーションを開発するためのフレーム
今週末 ( 10 月 13 日、14 日 )、日本も含め、世界中の有志の皆さんのご協力のもと、世界各国で、公園やビーチなどを大掃除する「 地球クリーンアップ ウィークエンド 」を実施します。また、Googleマップのマイマップを活用し、それぞれの活動計画を参加者全員で共有してさらなる参加を呼びかけることで、より多くの方々に参加していだたきたいと考えています。 すでに世界中の Googler ( Google 社員 ) により、100 以上のクリーンアップの計画が Google マップにアップされており、Googlerの友人や知人900人以上に、このイベントへの参加をお願いしています。それぞれの活動は小さなものでも、まさに 「 ちりも積もれば山となる 」 ということで、大きな成果を上げられることになります。世界中の人々が少しずつ地球をきれいにするこのプロジェクト、皆さんも是非ご参加ください。
Google には、20% の時間は自分の好きなことを自由にやっていてもよい、という「20%ルール」があります。 Google News や AdSense などの製品はこの 20%ルールが元となって生まれています。 一方、製品や機能として表に現われない小さな 20% ルールのプロジェクトもたくさんあります。今回はそんな中のひとつを紹介したいと思います。 ずばり、これです。 めちゃめちゃ地味…。これだけでは一体なんなのかわからないので、もう少し詳しく紹介させていただきます。 これは、社内のエンジニアが使っているツールの実行画面です。Google にはGFS (Google File System) というストレージシステムがあり、巨大なデータはすべて GFS 上に格納されています。手元のファイルを GFS 上にコピーしたり、その逆を行いたいときは専用のツールを用います (技術的には手元から
2007年06月07日 Google のソフトウェア・エンジニアリング Google Developer Day Tokyo の鵜飼さんのプレゼンより、「Google のエンジニアはどうやって開発しているのか?」 Google の研修 入社して最初の 3ヶ月は本社(Mountain View)で研修 研修中は、メンターがついて「Google での開発の仕方」を学ぶ 内部ウェブ・サイトで社内共有ライブラリの使い方などを説明する動画があるので、それで自習 Google のプロジェクト・チーム 開発拠点は米国、スイス、オーストラリア、インド、日本など 場所とプロジェクト・チームは関係なく、プロジェクト・チームが拠点をまたがることは普通。世界中の拠点全部合わせて、一つの Google エンジニアリング・チーム 開発はデザイン、コーディング、テスト、改善、デモの運用まで上流から下流まで同じチーム(同
セクセオリーが発見した今回の脆弱性に関する詳細な説明はHa.ckers.orgサイトで閲覧することができる。 セクセオリーのCEOであるロバート・ハンセン氏は、同サイトにポストしたコメントの中で、「この脆弱性を悪用した攻撃は、実行するのが難しく、攻撃対象のPCに不正なソフトウェアをインストールする目的では必ずしも利用されないかもしれない。Webアプリケーションでどのようなセキュリティ問題が発生するのかを示すものと考えていただきたい」と述べている。 ハンセン氏が指摘したGoogle Desktopの脆弱性を悪用するには、攻撃者はまずMITM攻撃(man-in-the-middle attack)を成功させ、GoogleのサーバとエンドユーザーのPCとの間に入り、両者のやり取りを中継できるようにする必要がある。これは、ユーザーをだまして悪意ある無線ネットワークにログオンさせることによって行われ
Googleにも失敗がある……それが「Google Answers」という実に4年間も続けられたサービス。成功よりも失敗の方が多く学べるというのであれば、この失敗には何か学ぶべきことがあるはずです。Googleの成功にばかり目を向けるより、時にはその失敗にも目を向けてみましょう。そこにはきっと何かヒントが隠されているはずです。 というわけで、先の記事「Googleはなぜ「全自動化」できないサービスでは負けるのか?~前編~」のつづきです。Google Answers失敗の理由の核心と、その失敗を分析して誕生したライバルの猛追、そしてGoogleの失敗から学ぶことは何か?を以下、順に見ていきます。 ■Google Answers失敗の理由その3「コミュニティ作りが苦手」 意外かもしれませんが、Googleはコミュニティを作るのが苦手です。というか、ユーザーとコミュニケーションを積極的に行ってい
Googleは勝ち組の企業です、疑う余地はありません。だがそのサービスの歴史を見ると、実は敗北しているサービスも存在しています。つまり、競合他社に負けたサービス。その名は「Google Answers」……膨大なインデックスを持ち、全自動で検索結果をはじき出すGoogleの既存モデルの穴を埋める形で始まった究極の「人力検索」です。 Google Answersでは、検索してもわからないようなものすごくマニアックな質問が可能で、Googleが認定した調査スペシャリスト「リサーチャー」たちがあらゆる場所から情報を検索、さらに持てる限りの知識で回答してくれるという、はっきりいって個人的には日本語版が一番欲しかったサービスとなっていました。ジャンルも幅広く、「アート・エンターテイメント」「教育・ニュース」「ビジネスとお金」「政治と社会」「コンピュータ」「科学」「生活」「スポーツ・レジャー」「健康」
Googleが、世界最高性能の望遠鏡で利用するサーチエンジンの開発契約を結んだ。 Large Synoptic Survey Telescope Projectでは、2013年までの完成を目指し、チリのCerro Pachon山頂に30億ピクセルの望遠鏡カメラを建造している。 プロジェクトを統括するLSST Corporationによると、8.4メートルの大口径シノプティックサーベイ望遠鏡(LSST:Large Synoptic Survey Telescope)が完成すると、天空部分の多色画像データが毎晩30テラバイト以上発生するという。 Googleは、望遠鏡のデータストリームからリアルタイムで送られる膨大なデータの処理、分類、分析を行うサーチエンジンの開発でLSSTに協力する。宇宙での重要なできごとを観察できるようにするため、エンジンが「映画のような画像」を提供する予定。 Googl
The Goog Life:グーグルが従業員を子供扱いすることでつなぎとめている件 著者: Aaron Swartz 日本語訳: yomoyomo 以下の文章は、Aaron Swartz による The Goog Life: how Google keeps employees by treating them like kids の日本語訳である。 先日友達と、シリコンバレーで絶えず会話のネタになるもの、Google の話をしていた。で最後に、彼女がすべてに筋を通すヒントをくれたんだ。「子供扱いしてるのよ」と彼女は語った。「ただ飯をあてがい、洗濯をしてやり、弾力のある色鮮やかなボールの上に座らせる。彼らが成長し、自力で人生を生きる方法を学ぶ必要がないようにすべてをやってあげるわけ」 そのように見れば、Google がやることすべてに恐ろしくつじつまが合う。 僕が Google を最後に訪
米航空宇宙局(NASA)のエームズ研究センター(Ames Research Center)とGoogleは12月18日(現地時間)、研究開発(R&D)の提携プロジェクトを推進する上でSpace Actに合意したことを発表した。両者は昨年9月に、大規模データマネージメント、分散コンピューティング、ヒューマンコンピュータ・インタフェースを含む、幅広い分野で共同研究を進めていくための覚書に調印しており、今回が正式な提携契約となる。 共同プロジェクトの第一段階では、NASAが公開しているデータに、一般の人々がインターネット経由でアクセスし活用する方法に焦点をあてる。例として、気象データのリアルタイム映像化や予測、月や火星の高解像3Dマップ、国際宇宙ステーションやスペースシャトルのリアルタイム・トラッキングなどが示されている。NASA AdministratorのMichael Griffin氏は、
これは面白い。Google が David Rumsey Historical Map Collection と協力し、Google Earth 上で古地図を閲覧できるようにしています: ■ Google Earth in 4D (ZDNet.com) タイトルにある"4D"という言葉が的確に表現していますね。4次元、すなわち「縦×横×高さ」に加えて、「時間」まで表現するようになったわけです。最近 Microsoft の Virtual Earth が立体表示に力を入れていますが、Google はそこからさらに一歩進む可能性を示した、と言えるでしょうか。 試しに「1680年東京」という地図を表示させてみました: Wikipedia によれば、1680年は江戸時代で、徳川綱吉が江戸幕府5代征夷大将軍となった年。この地図が書かれた7年後に、有名な「生類憐みの令」が告知される、と言えば時代感覚が
こんにちは、Google のエンジニアのクリスです。今日は、Google マップというサービスを発表させていただきたいと思います。 そのサービスもうあるじゃないかって?そうですね、ちょっと説明させてください。 私は一年前、CJ ローカルというプロジェクトで勤めていました。中国の C と日本の J で、ローカルサーチをそれぞれのマーケットに向けて強化するプロジェクトでした。それで Google マップ US 版にゼンリンさんの地図画像をはめ込んで、Google マップ日本版を作りました。 でも、もっともっと多くのユーザーに使ってもらいたいと思っていました。実は、わたしたちも、社内で他のウェブ地図を使うこともありました。でも考えたらそれはしょうがないのかも知れません。ゼンリンさんの地図と Google マップは違う要求条件の下で作られたものです。一つは効率的な描画でいろんなデバイスで使えるよう
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