都道府県議会はなぜ小選挙区が多いのか?~自民一強、野党多弱の理由を考える 「政党」としての公明党~一学究の徒の政治学研究【20】 岡野裕元 一般財団法人行政管理研究センター研究員 「論座」では「『政党』としての公明党~一学究の徒の政治学研究」を連載しています。1999年に自民党と連立を組んで以来、民主党政権の期間をのぞいてずっと与党だったこの党はどういう政党なのか、実証的に研究します。今回はその第20回。自民党一強、野党多弱の要因の一つと見られる都道府県議選の選挙制度について論じます。(論座編集部) ◇連載「『政党』としての公明党~一学究の徒の政治学研究」は「こちら」からお読みいただけます。 前回の「国会をどう改革するか~「変換型議会」を志向する立憲民主党と日本維新の会」では、統治機構改革について、立憲民主党と日本維新の会の選挙公約が国会改革に重点を置きつつあること、求める方向が変換型議会