首都圏中心に書店などを展開している文教堂グループホールディングス(川崎市)は14日、書店チェーン大手のジュンク堂書店(神戸市)が文教堂株式の24・95%(議決権ベース)を保有する筆頭株主になった、と発表した。経営環境が厳しさを増す中、提携で競争力を高めるのが狙い。 筆頭株主だった文教堂の前会長が持ち株を売却した。両社は今後、販売・在庫データの共有化や、情報システム、店舗の共同開発などを進める。文教堂は、ジュンク堂の親会社である大日本印刷グループとの関係強化も検討する方針。 文教堂はジャスダック証券取引所に上場している。