先日参加してきた講演「ラノベのすゝめ講演会」で白鳥先生や編集の方から伺った意見は僕の中で表題にもかいた「ラノベを売る」立場での考えを改めて再認識するきっかけになりました。 僕が地方の書店でラノベ担当をしている中での一つのテーマが「地方の書店からでも発信できる何かがあるのではないか」ということがあります。だからこそ「ラノベ好き書店員大賞」のような企画を立ち上げたわけです。これは僕のラノベ担当の経験の中で、一つの成果となりつつあります。 それまでは単純に「売上を伸ばすためにはどうすればいいのか」というのに全力を傾けていました。 ラノベ担当になって最初の1~2年は、売り場の改築(棚割の変更等)や、自分の中で「売上を取る」ためのシステム作りに費やしました。複雑な本の流通を知り、その上で自分の店にどれだけ売れるタイトルを必要数確保するか。当日夜には売り切れるような新刊をどうやって確保し、そして売上を