日本海を中心に南北を逆さにした通称「逆さ地図」が8月に改訂された。富山県が1994年に作製し、見た目のユニークさが人気のロングヒット商品だ。初のリニューアルを機に再び注目を集めており、県建設技術企画課は「富山の国際化も進んでおり、新しい観点から魅力を見つけてほしい」としている。逆さ地図作製のきっかけになったのは93年に国土地理院が発表した「日本の重心は富山湾沖にある」との測量分析結果だ。日本列島を上に、アジア大陸を下に配置した構図になっており、日本が東アジア諸国と一体化した地域を構成しているのがよく分かる。日本海を中心に南北を逆さにした通称「逆さ地図」。今年8月に改訂された(富山県提供)