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ブックマーク / number.bunshun.jp (7)

  • 若武者は吉井コーチの薫陶を胸に。日本ハム・中村勝の「終わりなき旅」。(加藤弘士)

    中村は今季、レギュラーシーズン8試合に登板。2勝2敗ながら、防御率1.79と抜群の安定感を誇った。日シリーズ第4戦では、ポストシーズン初登板とは思えない落ち着きを見せ、7回無失点と好投した。 日ハムの3年目右腕・中村勝はミスターチルドレンの音楽をこよなく愛する。 今年38歳になるわたしは、若い野球選手と音楽の話をしてもかみ合わないことが多くなったが、ミスチル好きとなれば、話は別だ。中村勝は'91年生まれだが、「抱きしめたい」「クロスロード」「イノセントワールド」といった前期の曲も携帯型音楽プレーヤーに入れて、聴いていると話してくれた。名曲は時空を超えるのだな、とあらためて思った。 10月31日、札幌ドーム。日シリーズ第4戦。わずかな「異変」に気づいたファンは、どれだけいたのだろうか。 大舞台のマウンドへと向かう中村勝のBGMが、いつもの「HERO」ではなく「終わりなき旅」に変わってい

    若武者は吉井コーチの薫陶を胸に。日本ハム・中村勝の「終わりなき旅」。(加藤弘士)
  • 「悔いはない」と退団した、73歳、権藤博の“性分”。~中日でも起きた指揮官との衝突~(永谷脩)

    球界からまたひとつ、名物が消えた。 中日はクライマックスシリーズのファイナルステージで3連勝するも、3連敗を喫し敗退。その責任を取らされる形で、権藤博投手コーチが解任された。 今季、権藤コーチと高木守道監督は、投手起用をめぐって衝突を繰り返してきた。おそらく、その亀裂が決定的になったのはファイナルステージ第5戦、2-2の同点で迎えた9回だった。イニングの頭から登板した岩瀬仁紀が、2安打と1四球で満塁とされた場面で、監督は三振の取れる浅尾拓也を熱望したが、権藤コーチは、山井大介の投入を進言した。結果は山井が、代打・石井義人に打たれてサヨナラ負け。怒り心頭の高木監督は「あとはピッチングコーチに聞いてくれ」という捨て台詞をはいた。シーズン中、権藤はこんなことを言っていた。 こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。 NumberWeb有料会員になると続きをお読みいただけます。 残り: 566文

    「悔いはない」と退団した、73歳、権藤博の“性分”。~中日でも起きた指揮官との衝突~(永谷脩)
  • 日本ハムが貫いたドラフトの信念。菅野騒動で問われる球団の姿勢。(中村計)

    津田敏一日ハム球団社長が菅野の指名権獲得を確認した瞬間。「スカウティングと育成で勝ち続けるのが、ウチのモットー」と胸を張った津田社長 当にそうだろうか。 先日のドラフト会議で、日ハムが東海大の菅野智之を先方に何の断りもなく指名したことについて、一部の関係者が「失礼だ」と憤慨しているという。 しかし、指名する場合、事前に監督等に連絡を入れるのは「礼儀」ではない。あくまで球界の単なる「慣習」だ。 どのような展開になるのかもわからないのに、指名するであろう選手にいちいち連絡を入れていたのではキリがない。おそらく今年も、何の連絡もないままに指名を受けた選手は菅野だけではないだろう。 そもそも日ハムでは、ドラフト当日まで、誰を指名するかを知っているのはGMを始めとするほんの数名の幹部だけだ。 日ハムのスカウト、岩井隆之が明かす。 「僕は横浜でもスカウトをしていたんですけど、日ハムにきてび

    日本ハムが貫いたドラフトの信念。菅野騒動で問われる球団の姿勢。(中村計)
  • 中田翔の激変ぶりをキャンプで検証。ホームラン・アーチストへ覚醒か?(氏原英明)

    プロ3年目となった昨季の成績は、打率.233、22打点、9塁打だった中田翔。一軍登録は2009年の22試合から65試合へと大幅に増えたが、期待されている活躍にはまだまだ遠い もはや、活躍するしないの領域で彼を論じてはいけないのかもしれない。 右打席から放たれるその日人離れした打球、練習に対する姿勢、取材の受け答え。どれをとっても、一流の風格が出てきた。 プロ4年目、日ハム・中田翔のことである。 これまでも、何度も中田のことは取り上げてきた。ただそれは、期待感に近いものがあったのも、また事実である。高校通算塁打記録を塗り替えた男には、プロの舞台で、なんとかモノになって欲しいという願いが先行していた感があった。 しかし、その期待感が確信に変わりつつある。現場で得た様々な証言からも、彼の一挙手一投足にさえ一目置かれ始めているのが分かった。 ある番記者がこう話していた。 「とにかく練習する。

    中田翔の激変ぶりをキャンプで検証。ホームラン・アーチストへ覚醒か?(氏原英明)
  • 多くの球数が本当に必要なのか?前田健太に見る「投げ込み」の意味。(氏原英明)

    最速152kmの速球と試合で100球を超えても速球を投げ続けられるスタミナは、「投げ込み」ではなく、高校時代から欠かしたことが無いという「走り込み」で培われたものだという 新人合同自主トレが始まり、新シーズンへ向けてプロ野球界も少しずつ動き始めたといったところだろうか。日ハムの2軍拠地・鎌ヶ谷では合同自主トレに参加した斎藤佑樹へのフィーバーぶりがその報道から伝わってくる。 新人選手の入寮からその姿を追いかけるなど、野球の内容よりも話題性を重視したこの時期の報道には、茶の間の野球ファンも存分に楽しんでいることだろう。ここからキャンプイン、オープン戦を経て開幕へとシフトしていくのが、この手の報道にとっては恒例となっている。 とはいえ人気の大なり小なりがあるにせよ、変わることのないそうした表面的な記事群に違和感を覚えることも少なくない。 なかでも近年、特に気にかかっているのは、キャンプイン前

    多くの球数が本当に必要なのか?前田健太に見る「投げ込み」の意味。(氏原英明)
    myokoym
    myokoym 2011/01/22
    プログラマにとっての投げ込みは仕事以外の開発かなあ
  • 「優勝チームに名捕手あり!」オフの選手移籍の要はやっぱり捕手。(田口元義)

    野村克也氏が現在の球界でお気に入りのキャッチャーとして名前を挙げていた細川(左)。楽天・野村監督時代に野村克則とレギュラー争いをして最終的に正捕手を勝ち取った藤井(右) 今季のストーブリーグは、例年になく派手だと言っていいだろう。 楽天・岩隈久志、ロッテ・西岡剛がポスティングシステムを使ったメジャーリーグ移籍を宣言。星野仙一が楽天の監督に就任し、メジャーリーグでも実績を挙げた岩村明憲、松井稼頭央の獲得と、阪神時代を彷彿とさせる大型補強を敢行。そして、金銭難からこれまで補強に消極的だった広島が、ドジャースの黒田博樹や横浜の内川聖一の獲得に名乗りを上げたことにも驚かされた。 なかでも、個人的に気になったのは捕手の補強だ。今年、ロッテが日一になって「捕手を補強すれば勝てる」ことを教えてくれたことも、注目した理由のひとつである。 ロッテの“下剋上”を縁の下で支えた、ある捕手の存在。 昨年オフ、橋

    「優勝チームに名捕手あり!」オフの選手移籍の要はやっぱり捕手。(田口元義)
  • 人気と戦力以外に必要なことがある!楽天が渡辺直人と共に放出したもの。(田口元義)

    野村克也元監督からは「人生、野球をやめてからの方が長い。視野を広げるにはいい機会。必要とされているのだから頑張れ」との言葉をもらったという渡辺直人 12月1日の契約更改交渉後の会見で過去最低の出場試合に終わった今季を振り返り、東北楽天の渡辺直人は忸怩たる思いをぶつけた。 「今年は当に自分でも納得していません。来年は競争になるけど、試合に出たら最高のパフォーマンスを出せるように自分を高めていきたい」 メジャーから松井稼頭央と岩村明憲が移籍してきたことで、内野のレギュラー争いが激しくなることは覚悟している。だからこそ、「今まで自分がやってきた自負もある」と己を鼓舞した。 加えて、副選手会長に任命されたことでより一層、責任感も芽生えた。渡辺直には、ひとかたならぬ決意が漲っていた。 そんな矢先、である。 9日、金銭トレードにより渡辺直が横浜へ移籍することが決まった。理由として、「ショートは松井稼

    人気と戦力以外に必要なことがある!楽天が渡辺直人と共に放出したもの。(田口元義)
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