抑うつ気分に苦しみ、精神活動の低下、食欲低下、不眠症などで生活に支障が生じる気分障害の一種である「うつ病」。そんな病を扱った映画は、暗い作品と普通は考えることだろう。しかし、宮粼あおいと堺雅人の出演でおくる映画『』は、明るいタッチで「うつ病」を描いている。そんな本作の心温かで、ちょっとくすっと笑える内容がわかる予告編が解禁された。 うつ病になってナイフを手にして「死にたい」と呟く夫に対して、「こんなんじゃ死ねやしないよ」とツッコミを入れる妻、これだけでも何か微笑んでしまう。 本作は、夫がうつ病になったことでさまざまな変化を受け入れ、成長していく夫婦の姿を描いた、細川貂々のベストセラーコミックエッセイを映画化したもの。監督は、日本アカデミー賞に輝く『陽はまた昇る』『半落ち』の佐々部清監督。「日本が抱える大きな問題をアッケラカンと吹き飛ばす原作のパワーに魅了された」ということで、メガホンをとっ