都内13の都立、私立高校が8月20~23日、夏休みの中学生らに図書室を一斉に公開する「学校図書館スタンプラリー」を開催する。図書室からそれぞれの高校の特色を知ってもらう都内で初めての試みで、受験校選びにも役立てる狙いがある。 (松村裕子) 都内の学校司書の有志でつくる学校図書館問題研究会の東京支部代表で、都立広尾高校図書館司書の丸岡準治さん(59)らが企画した。大阪府内の十二高校が一昨年、一斉見学会を催したのに触発され、会のメンバーを中心とした都内十三校が参加することになった。 十三校の高校図書室は、中学生だけでなく保護者や中学校の教員らにも公開する。スタンプラリーで二カ所以上回ると、各校が独自に製作した中学生向け推薦本の冊子をプレゼント。各校は、図書委員の活動体験やお薦め本を紹介するブックトークなどのイベントも計画している。