悪に立ち向かう仮面ライダーのように、子どもたちも病気と闘ってほしい-。鳴門教育大学付属特別支援学校高等部3年の三谷広君(18)=徳島市中常三島町1=が徳島大学病院の依頼を受け、シナリオを書いた紙芝居「仮面ライダー お遍路危うしヤミヨロイの恐怖」が完成した。石森プロと東映が監修、アニメ制作会社が仕上げた本格的な作品。徳大病院で7月1日、入院する子どもたちに披露する。 紙芝居は縦30センチ、横42センチで23枚。病気の妹を気遣う主人公の男の子が、病院に現れ患者を苦しめる怪人「ヤミヨロイ」を仮面ライダーと協力して倒すストーリー。徳島が舞台で仮面ライダーはお遍路さんから変身する。 三谷君はこれまでに紙芝居のシナリオを3本書いた経験があり、子どもたちを勇気づける紙芝居の作者を探していた徳大病院の森川富昭教授が白羽の矢を立てた。病気の子どもが元気に、明るくなるようにとの思いを込めて、1カ月かけて原