IFLA,記録文書が含む個人情報へのアクセスに関する声明を公表 国際図書館連盟(IFLA)運営理事会は2008年12月3日の運営理事会で,記録文書に含まれる個人情報へのアクセスに関する声明“Statement on Access to Personally Identifiable Information in Historical Records”を発表した。 声明では冒頭で,情報への自由なアクセスと表現の自由は,現在のことがらに限らず,個人的かつ私的な歴史的記録の原資料に対しても適用されるのが原則であると表明している。その上で,歴史的原資料は,短期的には公開や論争から保護を得るものの,長期的には人類共通の遺産の一部分として,保存され利用可能とされなければならない,としている。その上でIFLAは,図書館員がなすべきことを,以下の4項目にまとめている。 伝記や系譜,その他の調査研究や出版目
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