図書館で使うパッケージソフトは、図書館員が業務を貸出中心に考えているからかもしれないが、見事なまでに貸出中心の図書館のために作られている。当然と言えば当然だが。だから、貸出に付随するサービス、例えばwebからの予約機能みたいな機能は充実するのだが、反面、検索に関してはお粗末としか言いようがない。 さらに、それ以上に弱いと思うのは情報収集系で、統計数値を知ることができるのは1日の業務終了後だったりするのは、POSシステムでリアルタイムの売り上げ数値を参考にしながら、その日の売上査定を気にしていた身としては到底満足できない。 自分としては、貸出数値などどうでもいい。いま一番収集したい情報は、webOPACでどんな検索キーワードが入力されたかというデータである。そのデータをリアルタイムで取得し、類似キーワードの検索回数や、特殊性などを分析し、その日の展示やコレクション形成のためのデータとして