鷲宮神社はいかにして聖地となったのか――。アニメ「らき☆すた」★などのファンによる“聖地巡礼”現象について、多角的な視点から分析した初の論文集を北海道大学(札幌市)の研究施設が発表した。題して「鷲宮町の経験から考える文化創造型交流の可能性」。執筆者の1人は「今の鷲宮には『地域の文化資源をどう活用するか』という問いへの答えがそろっている。研究が他の地域にも役立てば」と話している。 発表したのは、北大観光学高等研究センター(CATS)の山村高淑(たかよし)准教授(37)らの研究チーム。センターの研究成果を公表する「CATS叢書(そうしょ)」の第1号として3月25日付で発行した。 なぜ約800キロも離れた北海道の研究者が、鷲宮神社に関心を持ったのか。山村准教授は「アニメ好きのゼミ生と一緒に、神社を訪れたことがきっかけだった」と明かす。 昨年4月、「らき☆すた」の登場人物6人に町が特別住民票を交付
本報告の目的は、アニメ聖地巡礼者の行動や態度を把握する方法として、アニメ聖地巡礼ノート分析を提案し、その有効性と課題を抽出し、報告することである。具体的には、埼玉県鷲宮町にある大酉茶屋に設置されたアニメ聖地巡礼ノートを分析の対象とし、その有効性と課題を抽出した。埼玉県鷲宮町は、アニメーション作品「らき☆すた」によってアニメ聖地として価値付けをされ、鷲宮神社を中心にアニメ聖地巡礼が活発におこなわれるようになった地域である。大酉茶屋は、鷲宮神社に隣接する飲食店兼休憩所であり、アニメ聖地巡礼者が多く訪れる場所である。 This paper has two purposes. One is to discuss about a method for investigation of pilgrims' behavior in "Sacred Place for Anime Fans". Anoth
授業の関係で、北海道大学の機関リポジトリ:HUSCAPの10月の利用統計を見る機会があったのですが*1。 http://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/es?action=show_date&month 普通に上からさらーっと眺めて行って読み飛ばしそうになったのですが、よく見るとこの上位11件目!(2008.10.24 20:00現在) 資料名 ダウンロード アニメ聖地における巡礼者の動向把握方法の検討 : 聖地巡礼ノート分析の有効性と課題について 138 ・・・ちょ、なんだこれ?! 聖地巡礼て・・・え、ええ?? で、よくよくランキングを見ればそのちょっと上にも。 資料名 ダウンロード 「オタク・ツーリズム」の研究 172 これはいったい・・・と思い、詳細画面に飛んでみたところ、まず後者の「オタク・ツーリズムの研究」というのは新聞に掲載された北海道大学観光
- 28 - ヴァーチャル「児童ポルノ」規制の論理と「萌え」の倫理 原田 伸一朗 1 1 筑波大学大学院図書館情報メディア研究科 0.はじめに 現実の児童虐待を伴うことなく製作された、いわゆる ヴァーチャル「児童ポルノ」に対しては、これを通常の 「児童ポルノ」に対するのと同様の論理、同等の峻厳さ で規制することが可能かどうかが国内外で法的に問題と なっている。本発表では、日本に特徴的なタイプのヴァ ーチャル「児童ポルノ」、すなわちマンガ・アニメ・ゲー ムの類に対して、「児童ポルノ」としての法的規制が許さ れるかどうかを論理的に検討する。またそうした新しい タイプの情報メディアの特異性や社会的影響力を、「萌 え」というキーワードを手がかりに検出することで、ヴ ァーチャル「児童ポルノ」規制をめぐる問題状況を新し い角度から整理、概観する。 1.「児童ポルノ」イメージの対抗 本テーマを論じる上
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