2018年9月18日のブックマーク (6件)

  • 第751回 食物過敏症について レクチン不耐性 その6 | 臨床栄養士のひとり言

    週末に無事帰国しました。最終日のロスが気温20度だったので、成田に到着したときの冷たい雨は体にこたえました・・・今回はたくさん収穫があった出張で、これからが楽しみです。 さて、しばらくお休みしていた物過敏症を再会しますが、今日はレクチン不耐性のおさらいをしてみたいと思います。 今まで紹介してきたようにレクチンの多くは、腸の粘膜に結合することによって様々な症状を引き起こします。吐き気、ガスの発生による暴満感などの急性の胃腸症状を招くだけでなく、栄養素の消化吸収を妨げることが少なくありません。また、大腸菌などの増殖を招くことがあります。 栄養の吸収障害においては、たんぱく質と炭水化物の吸収障害が顕著に起こることが知られています。たんぱく質の吸収障害が起こる原因は、レクチンが小腸の粘膜に結合(以前に説明したABOマーカーが腸の粘膜上皮にも存在するため)することによって炎症を引き起こし、たんぱく

    第751回 食物過敏症について レクチン不耐性 その6 | 臨床栄養士のひとり言
    myrtus77
    myrtus77 2018/09/18
    ナタマメ=福神漬けに入ってる
  • 第750回 食物過敏症について レクチン不耐性 その5 | 臨床栄養士のひとり言

    今朝は起きたときに気温もすでに上がって暖かい1日になりうそうだったので、久しぶりにスクーターで新富町まで走ってきました。昨年あれだけ悩まされた花粉症ですが、今年は飛散量も少なく悲惨度も低いようです。 今回の物過敏症については、少しだけ3月20日に予定している私のセミナーで話してみようかと思っています。 さて、今日はレクチンの性質についてです。 レクチンの多くは熱に強く、70℃で30分以上加熱によって活性が失われます。また、消化酵素にも強く、タンパク質分解(プロテアーゼ)でも分解することは容易ではありません。さらに、1部のレクチンは酸に対しても強いことがわかっています。 したがって、レクチンに不耐性がある方の場合には、レクチンを失活(活性を無くし作用しないようにする)させるために、材を十分加熱し、胃酸と消化酵素を十分生産した状態で事をすることを心がけるべきです。 特に、穀物(小麦など)

    第750回 食物過敏症について レクチン不耐性 その5 | 臨床栄養士のひとり言
    myrtus77
    myrtus77 2018/09/18
    牛乳に含まれる分泌型IgA抗体:SIgAがレクチンと結合してレクチンの活性を抑制してくれるのですが、高温で処理されることによって、熱に弱いSIgAが壊れてしまうことがあるからです。70℃で30分以上加熱処理
  • 第749回 食物過敏症について レクチン不耐性 その4 | 臨床栄養士のひとり言

    今朝起きたときには、ひょっとして桜でも咲いているのでは?と思わせるほど暖かな朝です。毎週水曜日は栄養カウンセリングの日なので、起床は午前5時。午前7時前には栄養医学研究所へ出てメールのチェックや雑務をこなしますが、少し前まではまだ暗かった朝も、日の出の時間が早くなり、オフィスにつくころには朝陽がまぶいしい季節になりました。もうすぐそこまできてますよ、桜の開花が! さて、今日はいよいよ血液型とレクチンの関係についてです。 まずは最初に以下のグラフを見てください。これはアメリカで血液型と物過敏症の研究を長年にわたって続けているDr.Powerの研究所が、1985年から2004年までの20年間にわたって500人の異なる血液型の患者とボランティアに行った物過敏症の研究データの中の1つです。 このグラフは、血液型によって主要な材にアレルギー反応(IgG抗体)の程度が異なる傾向を証明した報告です

    第749回 食物過敏症について レクチン不耐性 その4 | 臨床栄養士のひとり言
    myrtus77
    myrtus77 2018/09/18
    乳製品と卵に対しては、全ての血液型で中程度以上の反応を示している、肉類と魚貝類に対してはほぼ全ての血液型で反応は比較的弱いということです。A型ではIgG抗体をつくってしまう食材反応が弱い
  • 第748回 食物過敏症について レクチン不耐性 その3 | 臨床栄養士のひとり言

    今日の東京は朝はそれなりに寒いはじまりでしたが、時間の経過とともに昼前には小春日和のようにな暖かい1日でした。そろそろ桜の話題がではじめる季節でしょうか。今週末土曜日から1週間、久々にアメリカ出張です。今回の目的地はサンフランシスコのコンコードで行われる栄養療法セミナーへの出席と、ロスアンジェルス郊外のアーバインのサプリメント工場への定期訪問と、新商品の打ち合わせのためです。昨年は新型インフルエンザのおかげで海外出張も控えていたので、久しぶりのカリフォルニアの青い空・・です。 さて、今日はレクチン不耐性の3回目です。自分で書いていいながら言うのも変ですが、回を重ねるごとに少しずつ難しくなってしまっているようで申し訳ないですが、今回のロングランテーマである物過敏症が終わったときには、皆さんも物過敏症の予防に対する心構えは万全のはずですから、ついてきてくださいね。 糖と特異的に結び付くたん

    第748回 食物過敏症について レクチン不耐性 その3 | 臨床栄養士のひとり言
    myrtus77
    myrtus77 2018/09/18
    穀物(小麦など)、マメ科植物(ピーナッツ、大豆、インゲンなど)、ナス科植物(ナス、トマト、トウガラシ、ジャガイモ、クコ、ピーマン、パプリカなど)
  • 第747回 食物過敏症について レクチン不耐性 その2 | 臨床栄養士のひとり言

    週末はバイク仲間のおじさんたちと伊豆半島への2リングにでかけてきました。宿泊した川奈の鮨長(http://www.sushicho.jp/)は、「和のオーベルジュ」というだけあって、川奈近辺で捕れた旬の新鮮な魚と地のものの料理がおいしい宿です。オーナーで料理長の話によれば、今では伊豆の名物ともなった「キンキ」は、よほどのことがない限り、旬なとき以外でべられるキンキは海外で取られた冷凍物、アジは宮崎か長崎産だそうで、料理長のこの話を先に聞いておいたので、夕のときに出されたキンキの煮付けを前にして「やっぱりキンキは伊豆だね!」などと知ったかぶりをせずに済みました(笑)。 さて、今日はレクチン不耐性の2回目ですが、今日は改めてレクチンと関係が深く、物過敏症とも深い関係がある可能性が高い、血液型について少し説明しておくことにします。 下の図をみてもらうとわかりますが、血液型がA型の人の場合、

    第747回 食物過敏症について レクチン不耐性 その2 | 臨床栄養士のひとり言
    myrtus77
    myrtus77 2018/09/18
    血液型と赤血球凝固作用
  • 第1247回 食物(レクチン)不耐性対応方法 | 臨床栄養士のひとり言

    今朝は飼いに足の指を甘噛みされに日の出前にたたき起こされました。ため息の2つも漏らしながら早々とまだ暗い中、ゴミの集荷場所に生ゴミの袋を2つ抱えて寒さをおして外に出ると、オレンジ色になり始めた、これれから陽が出る東の空をふと見ると、オレンジ色の地平線に飲み込まれるように流れ星が1つ2つ! 明日にピークを迎えるふたご座流星群です。何かいいことが起きる予感を感じつつ、早起きして得した気分になりました。に感謝^^ さて、今日は私のブログでは、ここ1年ほど扱う頻度が多い、物不耐性の背景にあるレクチンの影響を可能な限り抑えるための目からウロコの簡単な方法についての紹介です。レクチンについては復習を含めてこちらを参考にしてください。 レクチンの影響によってスタートする細胞の凝集反応、炎症の原因ともなり、物不耐性の症状に深くかかわっているのは、赤血球の膜やほとんどの粘膜組織の表面にあり、不耐性の

    第1247回 食物(レクチン)不耐性対応方法 | 臨床栄養士のひとり言
    myrtus77
    myrtus77 2018/09/18
    これらの食材を食べる食事の少し前に、オクラとめかぶを細かく切って酢醤油で和えたものを前菜として食べてみると、腹部膨満や肩のはりなどの症状がいつもの半分以下に収まっていることを実感しています。