南太平洋のトンガ付近で発生した大規模な火山の噴火について、現地の支援に当たっている国連の担当者がオンラインで会見しました。この担当者は、空港に積もった火山灰を取り除く作業が難航し、航空機による支援物資の輸送ができていないと明らかにしました。 今月15日にトンガ付近で発生した大規模な火山の噴火について、トンガ政府は18日夜、3人が死亡し、多くのけが人が出たほか、島々で家屋が倒壊するなど、被害が広がっていると発表しました。 トンガの隣国、フィジーを拠点に現地の人道支援を担当している国連の担当者は19日、フィジーからオンラインで記者会見し、トンガではインターネットなどが使えず、状況を確認できていない島もあると指摘し、被害の全容は依然として把握できていないという認識を示しました。 また現地の空港では、滑走路に積もった大量の火山灰を取り除く作業が進められていますが、「想像以上に難しいことが分かった」