砂漠の湿度を調べていたら、我々の身近な所に砂漠並の湿度環境が存在することを知った。 砂漠はカラカラに空気が乾燥しているから限りなく湿度が0%に近いのかなと思っていたら、平均的には20〜25%であるらしい。モロクトカゲ(トゲトカゲ) などは砂漠の朝露を集めて喉の渇きを癒しているのだから、カラカラといってもある程度は水分があるのだろう。砂漠は水分が蒸発しやすい環境にあるので乾燥しているが、極寒の南極では水が凍ってしまうので砂漠とは逆の原理で湿度は低くなる。南極の湿度は25%程度で、極寒であるため消火用水の確保が難しい。そのため南極の基地には防火対策がほどこされている(参考:観測施設)。 さて、砂漠や南極と同程度の湿度の場所とはどこだろうか。それはなんと旅客機である。旅客機内の気温は25℃程度で、湿度は20%以下と砂漠よりも乾燥しているのだ。乾燥させている理由は結露による腐食を防ぐためであるらし