2018年5月29日のブックマーク (2件)

  • Harumichi YAMADA: 1999: globe:小室哲哉の歌詞が描き出す世界

    雑誌論文(その他):1999: globe:小室哲哉の歌詞が描き出す世界. 音樂研究/大学院研究年報(国立音楽大学),11,pp113-128. URLの変更など、論文発表後に加筆した情報は(青字)で表記しています。 globe:小室哲哉の歌詞が描き出す世界. ■小室哲哉によるglobeの歌詞を論じる意義 ■モチーフの引用、モチーフの共有 ■了解困難な歌詞の「物語」 ■聴取姿勢の多様性と創作者の戦略 ■globeのコンセプトに包摂された対抗関係 ■ヒロインを見つめる視線 註 globe:小室哲哉の歌詞が描き出す世界. 山田 晴通 ■小室哲哉によるglobeの歌詞を論じる意義 小室哲哉は、1990年代の日音楽産業界において最も成功した音楽家である。小室は作曲家であり、キーボード奏者であり、プロデューサーであり、その他多彩な活動を展開している。小室が作曲した数多くのヒット曲は、「コムロサウ

  • FACES PLACES(FACES PLACES) メビウス~globeの歌詞を読み解こう~

    FACES PLACES FACE(=顔)はアイデンティティ、PLACESは自分の居場所だと解釈している。 自己と、自分の居場所を探す人間がテーマであり、裏テーマでは小室哲也の歴史を振り返る歌。アルバム製作当時完全に彼主体のグループであったことが伺える。 個人的には、人間は他者との関係性によって自己を規定する、といった話を思い出した。 頻繁に出てくる年号のような数字は小室さんの音楽史の節目になる年を語っているのだそう。 山田晴通教授のサイトを参考にされると分かりやすい。(globeの歌詞考察に関する素晴らしい論文が掲載されている。) ちなみに1997は「FACES PLACES」の発売年だったりする。 唐突だが、この歌詞は矛盾を孕んでいる Best of my life Best ob my love と言いきりながら、それでも現状に満足しきれずに「何か」を探し求めているのだ。 現代人特有