米航空宇宙局(NASA)の木星探査機ガリレオ(Galileo)が撮影した、木星の衛星イオ(Io)の活火山の1つプロメテウス(Prometheus、1999年10月10日撮影)。(c)AFP/NASA/JPL/University of Arizona 【5月17日 AFP】太陽系で火山活動のある場所は地球と木星の衛星イオ(Io)だけだが、科学者たちは、イオの地下に、噴火を引き起こすマグマの海を発見した。 イオは太陽系で最も火山活動が活発な場所で、地球の100倍もの溶岩が発生している。12日の米科学誌「サイエンス(Science)」に掲載された論文によると、米航空宇宙局(NASA)の木星探査機ガリレオ(Galileo)が取得したデーターから、その溶岩が発生する仕組みに新たな光があてられた。 広大なマグマの海は、イオの地表から30~50キロメートル地下にあった。NASAによると、「温度はおそら