インドのニューデリー(New Delhi)にあるSanjay Van森林保護地区を歩く男性(2011年6月25日撮影)。(c)AFP/TENGKU BAHAR 【7月18日 AFP】森林破壊によって起こりうるリスクの面でも、逆に森林再生がもたらしうる潜在的利益の面でも、地球の気候システムにおける森林の役割はこれまでに考えられていたよりもずっと大きいと指摘する研究論文が14日、米科学誌サイエンス(Science)に発表された。 この研究では熱帯、温帯、寒帯の気候帯別に、森林が大気中の温室効果ガスを吸収する量について、これまでで最も正確な評価を行った。1990年から2007年までの森林調査の結果や気候モデル、衛星データなどを合わせ、世界の森林が大気の調整弁として果たしている役割に迫った。 論文の共著者に名を連ねるオーストラリア国立自然科学産業研究機関(CSIRO)の研究員、ジョゼプ・カナデル(
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