三重県鳥羽市の鳥羽水族館は14日、絶食して6年目に入り話題となっていた深海生物「ダイオウグソクムシ」が同日死んだことを明らかにした。死因は不明としている。
書店に並ぶ小学生向けの国語辞典。最近は全ての漢字にふりがなが付いたものが多く、イラストや図解、コラムが豊富に盛り込まれるなど、子供の知的好奇心に寄り添った百科事典のような内容となっている。上手な選び方や使い方についてまとめた。(竹岡伸晃) ◇ ◆自ら学ぶ習慣 帝京大学小学校(東京都多摩市)では平成24年度、小学1年生を対象に「辞書引き学習法」を取り入れた。国語辞典で調べた言葉を付箋に書いて掲載ページに貼っていく学習法で、ひらがなを学んだ後の9月からスタート。常に机の上に置いて、国語の授業で活用するだけでなく、算数や保健など他の授業でも分からない言葉があったらすぐに調べられるようにしている。 2年生になった現在も続けており、同学年の担任、古野美香教諭は「興味や関心が広がり、『自分で調べてみよう』という意欲を持つ子供が増えた。習っていない漢字に挑戦する子供も
小学校で義務付けられていた色覚検査が廃止されて10年。色覚異常の子供の約半数が異常に気づかないまま進学・就職に臨み、中には直前で進路を断念せざるを得ないケースもあることが、日本眼科医会の調査で明らかになった。保護者の同意があれば今も色覚検査はできるが、希望調査すら実施しない学校がほとんどという。同会は「希望者が学校で検査できるようにしてほしい」と訴えている。(平沢裕子)◇ ◆「差別」と撤廃 色覚異常は主に染色体の劣性遺伝により、男性で20人に1人、女性で500人に1人の割合で現れる。色が見分けにくく、赤と緑、赤と黒、ピンクと灰色などの識別に困難を生じる。6割以上は軽い症状とはいえ、有効な治療法がなく、近視や遠視のように眼鏡での矯正もできない。 かつて、小学4年生を対象に学校で色覚検査が行われていた。しかし、「色覚検査をすることは差別につながる」などの声が挙
絵本作家で漫画家のやなせたかしさんの原作を基にした人気アニメーションシリーズの劇場版24作目「それゆけ!アンパンマン よみがえれ バナナ島」が公開中だ。インタビューに応じたやなせさんが、作品や半生、“仕事”で縁がある関西を語った。(橋本奈実)間に合ってよかったね 少年のようにちゃめっ気たっぷりに笑い、こう切り出した。「関西から取材に来たの? 僕の“最後のインタビュー”だよ。間に合ってよかったね」。93歳。言葉とは裏腹に、階段を下りるその足取りは軽い。豊富な経験と知識を基に、的確に言葉を紡いでいく。 「そうだ、関西といえばね、今度、神戸にもできるんだ。関西では初めてなんだよ」-。 兵庫・神戸市の神戸ハーバーランド内「モザイクガーデン敷地」に、「神戸アンパンマンこどもミュージアム&モール」(仮称)が建設されると発表された。来年4月開業予定だ。 「アンパンマンこどもミュージアム」は、アンパンマン
マグニチュード(M)9級の巨大地震は、なぜ起きるのか。東日本大震災を予見できなかった反省から、その仕組みを探る研究が本格的に始まった。地殻変動や断層モデルの分析で新たなメカニズムが提唱され、地球最大の地震はM10との試算も。謎に包まれた巨大地震の実像に迫る多角的な取り組みが続いている。(黒田悠希)◇ 米地質調査所によると、M9地震は20世紀以降、東日本大震災を含め世界で5回発生した。場所はチリやアラスカなど環太平洋に集中しており、いずれも海のプレート(岩板)が陸のプレートの下に沈み込む海溝付近で起きている。チリでは津波堆積物の調査で、M9地震が平均300年間隔で繰り返し発生してきたことも明らかになった。 海底には海嶺という巨大山脈があり、海のプレートはここで生まれる。地球深部からマントルが上昇してマグマができ、海水で冷やされプレートを形成。マントル対流
わが子の血液型を知っていますか? 昔は出産時に教えてくれたが、今では調べない産婦人科が多いという。しかし、「事故や病気など緊急時に備えて必要」という親もいる。子供の血液型を調べたい場合、どこで調べればいいのだろうか-。(清水麻子) ◇ ◆トラブル多発で 川崎市の宮本幸美さん(44)=仮名=は幼稚園児の長男(6)から血液型を聞かれ、困った経験がある。 「そういえば子供の血液型を知らない。私が生まれた時代は産院で調べてくれていたはずなのに」と宮本さん。 「愛育病院」(東京都港区)新生児科の加部一彦部長によると、ABO型の血液型検査は昭和時代、医療機関の産科でサービスの一環として行われていた。しかし、近年は大半の産科で実施していないという。 昭和50年代は産科で血液型を調べ、親に知らせるサービスが全国で行われていた。新生児のかかとに小さな針を刺して微量の血液を
NHKは23日、4月7日から幼児向けの新番組「おとうさんといっしょ」をBSプレミアムで放送すると発表した(日曜午前8時、再放送は土曜午後5時半)。父子の触れ合いをうながし、“イクメン”を応援する内容になるという。 老舗番組の「おかあさんといっしょ」は今年で放送54年目を迎えるが、同番組でおなじみの“歌のお姉さん”や“体操のお兄さん”も登場する予定。新キャラクター「シュッシュ」と「ポッポ」が大活躍する「おはなし」のコーナーもある。NHKの担当者は「父親にも楽しんでもらえるような内容、演出を検討している」と話している。
生まれたばかりの女児が重度の脳障害を負ったのは、病院が赤ちゃんに母乳のみを与える完全母乳栄養法を試み、経過観察を怠ったのが原因だとして、両親が26日、病院側と母乳栄養法を推奨する国を相手取り、計約2億3千円の損害賠償を求める訴えを宮崎地裁に起こす。原告側は「国の非常識な方針が赤ちゃんを危険にさらしている。ただちに改めるべきだ」と主張している。 提訴するのは、宮崎県南部の民間病院で生まれた女児(2)の父親(44)と母親(35)。女児は平成21年8月20日午後3時ごろ、帝王切開で生まれ健康状態は良好だった。しかし、約12時間後に心肺停止になり、一命は取り留めたが、自発呼吸もできず寝たきりになっている。 訴状などによると、同病院は新生児に人工乳などを与えない完全母乳栄養法を採用。母親は出産約1時間後から女児と2人で病室のベッドに寝かされ、21日未明、女児の体が冷たくなっているのに気づき、看護師を
世界各地に普及しているDNA解析装置「次世代シークエンサー」が、ゲノム(全遺伝情報)を構成する塩基配列を解析する際、特定の配列パターンで読み取りエラーを起こしやすいことを奈良先端科学技術大学院大の中村建介特任准教授(生物情報学)らが世界で初めて発見し、8日発表した。 この解析装置は米イルミナ社製。中国がパンダのDNA解読に導入するなど、広く使用されているが、もともと1%程度の確率で塩基配列を読み誤るといわれている。 中村特任准教授によると、誤読パターンが分かることで、体質など生物の個体差を決める「一塩基多型」(SNP)が間違って検出されることを防ぎ、より確実に一塩基多型を特定することができる。 中村特任准教授は、4種類の塩基“AGCT”の組み合わせのうち、“GGC”が連なった部分で読み取りミスが起こりやすいことを突き止めた。成果は英科学誌の電子版に発表した。
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