【宜野湾】二十一日午後九時すぎ、生徒五人が過呼吸で病院に運ばれる騒ぎのあった宜野湾市立真志喜中学校の比嘉正夫校長は二十二日午前、「部活動後に父母がユタを呼んでおはらいしたところ、具合を悪くした生徒がいた。大事をとって救急車を呼んだ」と説明した。搬送された五人全員が二十一日中に回復して自宅へ戻った。 同校吹奏楽部では今年に入って部員が練習中に気分が悪くなったり、「(部室内に)変なものが見える」との訴えがあったことから、同父母会から学校側に対し「校内でおはらいをしたい」と申し出があった。 二十一日午後七時すぎに部員六十人や父母らが集まり、部活動の練習場所の校舎三、四階の教室でおはらいが行われた。途中で約二十人が「息苦しい」と訴え、うち五人が過呼吸の状態になった。 おはらいでは線香をたいたり、大声をあげたりすることはなかったという。同校では五月にも、他の部活で同様な理由でおはらいをし