2008年6月14日のブックマーク (2件)

  • 数百万台の動きを再現 京大と日本IBMが交通シミュレータ

    京都大学と日アイ・ビー・エム(日IBM)は6月10日、数百万台の車両が行き交う大都市圏の交通を再現できる交通シミュレーションシステムを共同開発したと発表した。広範囲の交通を車1台1台の動きまでシミュレートでき、二酸化炭素(CO2)削減につながる交通政策の検証などに活用できるとしている。 京大大学院情報学研究科石田・松原研究室が、高齢者や若年者といったさまざまな運転者をモデル化するためのシステムを構築。日IBM東京基礎研究所が、プロセッサ1台当たり数十万~数百万規模のマルチエージェントシミュレーション環境を利用できる「Zonal Agent-based Simulation Environment」と、マルチエージェント交通シミュレータ「Mega Traffic Simulator」を開発した。 それぞれ意志や運転特性を持つ運転者が複雑に関係しする都市圏の大規模交通をシミュレートする。

    数百万台の動きを再現 京大と日本IBMが交通シミュレータ
  • テレポーテーション型量子計算を世界初実証 NTTと阪大

    NTT(持ち株会社)と大阪大学は5月26日、テレポーテーション型量子計算の実証に世界で初めて成功したと発表した。「量子コンピュータの実現に向けて1つの突破口が開かれた」としている。テレポーテーション型量子計算では、遠隔地にいる多者間でテレポーテーションをしながら量子計算が行えるため、量子秘密計算などの暗号通信への応用も期待できるという。 量子コンピュータの課題は「量子ゲート素子」の実現。量子コンピュータは「回転ゲート」と「制御NOTゲート」という2種類の量子ゲート素子があれば可能だが、制御NOTゲートは実現が極めて難しいという。 NTTと阪大の共同研究チームは、量子テレポーテーション(離れた場所に量子状態を転送する)を使うテレポーテーション型量子計算の1つ・「一方向量子計算」に注目。光子4つを使って実験を行い、理論的な古典限界値を超えた量子演算を確認。テレポーテーション型量子計算を実証した

    テレポーテーション型量子計算を世界初実証 NTTと阪大