これはただの独白で、誰に向けたものでもなく、同意も共感も求めていないことを最初に記しておく。僕がここで書きたいのは、今の僕の性格の根幹にある「祈るな、戦え」という考え方がどのように培われたか、ということだ。 まずは背景を書く。 幼少期の僕の家はとにかく貧しかった。両親が早くに離婚して母に引き取られた僕は、母方の祖父母の家で暮らすことになった。高齢の祖父母(特に祖父は病気で寝たきりだった)とパートの母では大きな収入など見込めることなく、中学生になった頃からアルバイトで自分の小遣いを稼いでいた。 それでも高校くらいは進学したいと考えて自分自身で奨学金の手続きを行い、工業高校に進学。放課後や長期休みは全てアルバイトに費やした。その結果授業中はほとんど寝てるような生徒だったがそれでも無事卒業。 その中で大学進学を考え始め、実際に合格するも学費を捻出することができず断念。そのまま高校時代のアルバイト