2010年08月07日20:39 カテゴリ歴史の審判 「隠蔽」は被爆被害を拡大した 被爆65年目の夏・・・ 今、平和を語る:詩人・女性史研究家、堀場清子さん 毎日新聞 2010年7月26日 大阪夕刊 ◇「原爆隠蔽」が招いた核の世界--堀場清子さん(79) 詩人の堀場清子さん(79)は被爆50年の1995年に「禁じられた原爆体験」(岩波書店)と「原爆 表現と検閲」(朝日選書)を刊行した。現代の核拡散と被爆者援護の遅れをもたらしたのは、堀場さんの指摘する「隠蔽(いんぺい)の罪」に帰結しよう。65回目の原爆の日を前に、メディアの責任を含め、あらためて堀場さんに聞いた。 ◇命と言論、権力に消させるな --戦後の無念は数々あるが、日本人の手にあった原爆情報が生かされなかったことだ、と書かれています。 堀場 原子爆弾が米軍によって落とされたとき、日本の支配者は原爆被害の詳細を知っていたし、陸軍省をはじ