川崎市の中学1年生・上村遼太くん(13)殺害事件は、未成年の不良グループ3人が逮捕されたことで、さらなる衝撃と波紋をもって受け止められている。マスコミもまたこの事件を大きく取り上げ、「週刊新潮」(新潮社)3月12日号では18歳の主犯格と目される加害者少年Aの実名と顔写真を掲載し物議を醸した。 過熱する一方のマスコミ報道だが、各社が特に力を注いでいるのが主犯少年Aの人物像についてだ。家族構成や生い立ち、凶暴な性格などを競うようにして取材、掲載している。 しかし、マスコミによって描かれるAの人物像にはかなりの違いが生じている。 その典型的な例として「週刊文春」(文藝春秋)3月12日号と「FRIDAY」(講談社)3月20日号を比較検討してみたい。 「週刊文春」は「川崎中1上村遼太君惨殺「鬼畜」18歳少年Aの素顔」と題しトップ扱いでこの事件を報じている。そこに描かれるAの素顔はタイトル通り「鬼畜」
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