性同一性障害をテーマに名古屋市立大学の学生たちが制作した映画が11日、市内の大型映画館で公開される。学生たちは約1年間、映画づくりを学びながら、体と心の性が一致しない障害の困難に向き合った。 映画の題名は「女の子ごっこ」(75分)。体は男だが心は女という性同一性障害を抱えたしのぶと、体も心も女だが軽い気持ちで男のふりを始めたのぞみの高校生活が、ユーモアをまじえて描かれる。しのぶの性別適合手術の費用を稼ぐため、2人は奮闘する。そこには恋にも似た友情が育まれていくのだが――。 撮影したのは芸術工学部の学生たち。番組制作会社出身の栗原康行准教授の脚本をベースに、ほぼ1年かけて撮影や編集を済ませ、上映にこぎつけた。プロの役者も起用している。
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