ブックマーク / www.newsweekjapan.jp/column (2)

  • 日本の大学は非常勤講師を使い捨てる「ブラック大学」

    早稲田大学が今春から非常勤講師に適用した就業規則について、早大の非常勤講師15人が6月、早大総長や理事らを労働基準法違反で東京労働局に刑事告訴した。原告の首都圏大学非常勤講師組合の松村委員長によると、非常勤講師は今年度から契約更新の上限を5年とする、と大学から一方的に通告されたという。 大学側は労働基準法にもとづいて意見を聞いたとしているが、講師らは正当な手続きを経ていないと主張し、「早大はわれわれを5年で使い捨てるブラック大学だ」と批判している。大阪大学も今年度から非常勤講師の契約期間の上限を5年とする規定を設け、これに対しても労働組合が告訴する動きがあり、これは一部の大学の問題ではない。 4月から改正された労働契約法では、非正規労働者が5年を超えて勤めると、人が希望すれば期間の定めのない「正社員」に転換しなければならないため、多くの企業で契約社員などを5年で雇い止めする動きが広がって

  • 日本の女性たちよ「女子マネ」を卒業しよう

    今週のコラムニスト:クォン・ヨンソク [3月26日号掲載] 韓国で朴槿恵(パク・クンヘ)政権が格的に始動した。北朝鮮はこれまでにない強気の姿勢で新政権の門出を揺さぶっている。まるでミリタリー文化に染まったマッチョな男たちが、女性大統領の機先を制しようと「脅し」をかけているようにも見える。 今回の大統領選で画期的だったのは、テレビ討論に参加した3人の候補のうち2人が女性だったことだ。このうち野党・統合進歩党の李正姫(イ・ジョンヒ)候補が朴に猛攻撃を仕掛けたことが、結果的に保守層の結束を促したと言われている。実際、60代の僕の義母は生まれて初めて大統領選の投票に行ったそうだが、その理由は李の「無礼さ」が許せず「かわいそうな」朴を応援するためだった。 このように朴政権の誕生は、女性が歴史を動かす象徴的な事件だった。それは「めんどりが鳴けば家門が滅びる」と言われるような男尊女卑の考えが根強い韓国

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