「チャンスは平等であることが大事」と強調するユニリーバ・ジャパンの島田由香・人事総務本部長。 撮影:横山耕太郎 ボディソープやヘアケア製品のブランド 「Dove(ダヴ)」や紅茶ブランド「リプトン」などで知られるユニリーバ・ジャパンは3月6日、採用活動において、提出を求める履歴書などに性別の記載を求めることを中止すると発表した。 性別を選択する項目だけでなく、名前から性別が分かることを避けるため、氏名の記入は名字のみにして、顔写真の提出も廃止した。 同社ではこれまでも履歴書の性別情報として、「男性・女性・答えたくない」から選択させるなど、ジェンダーに配慮した取り組みを行ってきたが、今回はさらに踏み込んで下の名前の記入もなくした。 なぜここまで大胆に採用方法を変えたのか。同社執行役員で人事総務本部長の島田由香さんに聞いた。