歌舞伎界きってのトップスターをめぐる大事件。世間に衝撃を与え続けているばかりでなく、謎が謎を呼ぶミステリーの様相を呈してきた。 歌舞伎役者の市川猿之助さん(47)の自宅で、本人と両親が倒れているのが見つかったのは18日午前のことだった。搬送時に猿之助さんは意識があり何とか一命をとりとめたものの、父親の市川段四郎さん(76)と母親(75)の死亡が確認された。その後の捜査で、事件当時の実相が徐々に明らかになってきた。社会部記者が語る。
――山岸美喜さんは、徳川慶喜家の第5代当主です。慶喜からみれば、玄孫ですね。祖父は15代将軍・慶喜の孫の慶光さんで、祖母は幕末の会津藩主・松平容保の孫の和子さんという、由緒正しい御家柄です(家系図を参照)。 山岸美喜さん(以下、山岸) 会津松平家は祖母の実家で、徳川慶喜家は母の実家です。慶喜家の当主は、慶喜の七男の慶久、孫の慶光、ひ孫の慶朝と受け継がれました。慶朝の遺志によって、5代目当主として、家じまい、墓じまい、いわゆる絶家という局面に向き合っています。 徳川慶喜家の家系図 徳川宗家と慶喜家の違い ――そもそも、徳川宗家と徳川慶喜家は、どう違うのでしょうか。 山岸 慶喜は1867(慶応3)年に大政を奉還して、謹慎、引退という事になりましたが、将軍という立場を失っても、徳川宗家の当主を誰かに継がせなければいけない。のちに10男11女をもうける慶喜ですが、このころはまだ子がなく、田安徳川家
「我々は本当に騙すつもりはありませんでした。あまりにも無知すぎたのです。」 かつて「ちびまる子ちゃん」のはまじのモデルとなった人物の自伝を出版した、編集者の草下シンヤ氏。当初予定していた発行部数を大きく上回り、初版は2万5000部、最終的には7万部近くも売れる結果に。ところが、ささいなことがきっかけで権利元のさくらプロダクションを怒らせてしまう……。 若かりし頃の草下シンヤ氏の失敗を、新刊『怒られの作法――日本一トラブルに巻き込まれる編集者の人間関係術』より一部抜粋してお届けする。(全2回の2回目/前編を読む) ◆◆◆ 国民的人気アニメの原作者に怒られる 現在は適切な謝り方がある程度見えますが、私も編集者として駆け出しだった頃は、トラブルが起きたときにどう謝ればいいのかわかりませんでした。それで和解できなかった苦い経験もあります。 私が彩図社に入ったのは23年前、地元から上京してきたばかり
公園で売春相手を探す“交縁女子”たち 記者が立っていたのは新宿区・歌舞伎町にある「大久保公園」周辺だ。実は今、この場所がかつてなく賑わっている。 公園を囲む四方の道路や、隣接する健康施設「ハイジア」や大久保病院の一帯は、以前から女性が身体を売るスポットとして知られていた。しかしここ数年で“立っている”若年層の女性が増加。なかには歌舞伎町の新宿東宝ビル横でたむろする「トー横キッズ」ら未成年もいるという。 公園で援助交際をする、つまり路上で売買春の契約を結ぶことを意味する隠語「交縁(こうえん)」がTwitterをにぎわせており、〈いま公園にいるんですけど会える方いますか?〉や〈これから都内新宿歌舞伎町にてお会い出来る方dmください!〉などのツイートが散見する。“立ちんぼ”においてもリアルとバーチャルの融合が起き、若い世代にとってより身近になってしまっているようだ。 大久保公園の側に立つ女性たち
フェミニズムの旗手にして、おひとりさまの生き方についてベストセラーを著してきた上野。2年前、彼女は、ある男性を介護の末、看取る。「結婚という制度がイヤ」と公言してきた上野は、彼と密かに入籍していた。 東京都心から西に約170キロ。八ヶ岳高原ラインを抜けると、あたりの風景は一変する。大滝湧水が溢れ、眼前には南アルプスの山々が迫る。高原野菜農園やニジマスの養殖場が八ヶ岳南麓の日常風景だ。 集落の一角にエメラルドグリーンの山荘が建てられたのは、今から25年前の夏のこと。針葉樹林に囲まれた山道「唐沢木漏れ日通り」には、間もなく好一対の男女の姿が頻繁に目撃されるようになった。20余り歳上の男性に寄り添っていた女性は、フェミニズムの旗手で社会学者の上野千鶴子氏(74)だ。 上野千鶴子氏 「当時から彼女は月に2〜3回、勤務していた東大のある文京区本郷から八ヶ岳に通っていました。愛車のBMWで深夜に出発し
◆◆◆ 俳句がフッと浮かんできた ――三峯さんは「知る人ぞ知る系の極地」と呼んでも過言ではない、伝説のハガキ職人です。そんな三峯さんの出世作や代表作を教えてください。 三峯徹(以下、三峯) 代表作ねぇ……。「朝顔イラスト」って呼ばれているものが代表作として、よく取り上げられますよね。「漫画ホットミルク(1991年8月号)」に掲載されたイラストで、朝顔のツルと葉っぱが女性に絡みつく姿を描いたやつ。余白に「朝顔に 彼女とられて もらい泣き」という句も添えてあるんですよ。いま考えると触手系、いや緊縛プレイですよね。ツルの縄で縛れるのかなって感じですが。 ――添えた句は、江戸時代の女性俳人・加賀千代女による句のパロディですよね。なかなか思いつけないアイディアではないかと。 三峯 元ネタになった加賀千代女の俳句は「朝がほや 釣瓶とられて もらひ水」なんですけど。「朝顔イラスト」が掲載された「漫画ホッ
だが、今回はファッションや音楽の盗用だけでなく、日本人のアイデンティを盗用したと言える。加えてマジョリティ、わけてもグウェンのように人気と影響力を持つ人物の場合は、文化の盗用が経済搾取の側面も併せ持ってしまう。 「文化の盗用」とは何か 文化の盗用とは、 他人種/他民族、他国/他地域などの文化を当事者以外が真似、当事者の尊厳を傷付ける行為を指す。過去に日本で最も問題視された事例は、黒人音楽に憧れるミュージシャンが黒塗りで演奏した件。当人およびファンは「黒人音楽への敬意の念」と主張したが、黒塗りは黒人が侮蔑と受け取る行為ゆえに、現在の米国では絶対的なタブーとなっている。 また、文化の盗用は経済的な搾取にもなり得る。盗用する側は、音楽やファッションなど盗用した文化をビジネス化することによって時には莫大な収益を上げるが、盗用された側には一切の経済的還元が行われない。 ロック・バンド、ノー・ダウトの
日本人の3人に1人は日本語が読めない? 集団ですぐれた意思決定をするための条件は、人種、民族、国籍、宗教、性別、性的指向などが異なるメンバーを集める多様性と、その全員が一定以上の能力をもっていることだ。このふたつの条件を満たすと、多様な意見が「化学反応」を起こし、とてつもないイノベーションが生まれる可能性がある。 ところが、自然に生まれる集団ではこれとは逆のことが起こる。 ひとは生得的に、自分と似た者に惹かれる性質があるので、アメリカのような多文化社会では、人種や民族、宗教ごとにコミュニティがつくられるが、知能や学力で選別するようなことはない。知識社会は産業革命以降に成立したので、そんなグループ分けをする本能は脳に埋め込まれていない。だからこそ有名大学やシリコンバレーのIT企業は、人為的な方法(入学試験や高報酬)で能力の高い者だけを集めているのだ。 その結果わたしたちは、なんの多様性もなく
『極悪女王』はカリスマ悪役レスラーとして1980年代に女子プロレスブームを牽引したダンプ松本を題材にしたドラマシリーズ。企画・脚本・プロデュースを放送作家の鈴木おさむ氏、監督を『凶悪』や『孤狼の血』などで知られる白石和彌氏が務める。 ダイエット成功も93キロに大増量して役作り 近年、ドラマ『持続可能な恋ですか?~父と娘の結婚行進曲~』(TBS系)に出演するなど女優としての活動も始めたゆりやんレトリィバァだが、本作が初主演作品。オーディションで勝ち取った主演とあって作品にかける思いは強く、数カ月にわたり元女子プロレスラーの長与千種によるプロレス指導を受け、増量にも挑戦。65キロだった体重を93キロまで増やして7月頃からの撮影に臨んでいた。 そんな彼女が緊急入院するとは、一体何が起こったか。ドラマ関係者が経緯を説明する。 ゆりやんレトリィバァ(Netflix公式Twitterより) 「10月2
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