日本全国そして世界中から行われている被災地支援の取り組みは、資金や物資での支援から被災者が“もと通り”に働きながら暮らせるように考えるものに幅を広げつつあります。今回紹介するのは、青森県八戸市のレストランを“予約”して炊き出しを支援するというちょっとユニークなしくみ。震災で首都圏に魚を運べず困っている漁師さんや、客足が遠のいて困っているレストランのシェフを支えるとともに、被災した人たちにおいしいごはんを食べて元気になってもらおうと始まりました。 仕掛け人は、デジタルメディア研究所の橘川幸夫さんと亀田武嗣さん。東北地方とりわけ八戸市と深いつながりを持っていたお二人は「何ができるのか」を相談。「東北の人たちとの関係性を重視し、一時的な支援ではなく、東北のみんなが元の普通の生活に戻れる」ように、仕事や生活を支援する中長期的な体制を組むことを考えたそうです。 八戸では、漁師さんが漁に出て魚を水揚げ