8月23日、米アップルの株式時価総額が6235億ドルを超え、史上最高を記録した。このニュースは、成功を収めたIT企業やインターネット企業の寿命というものを再度考えてみるきっかけになった。写真はソウルで撮影(2012年 ロイター/Lee Jae-Won) [23日 ロイター] 米アップルの株式時価総額が6235億ドルを超え、米マイクロソフトが1999年につけた約6200億ドルを抜いて史上最高を記録した───。世間を騒がすこのニュースだが、この「節目」に一体どれほどの意味があるというのだろうか。 しかし、このニュースは、成功を収めたIT企業やインターネット企業の寿命というものを再度考えてみるきっかけにはなった。そこには、追い越し車線を10─20年疾走した後、ライバルたちに追いつかれ、ついには時代遅れになるという一連の軌跡があるように思える。