『報道が教えてくれないアメリカ弱者革命』堤未果、海鳴社(2006) ■世界一豊かな(はずの)アメリカはこんな国です。 3100万人の国民が飢えている。 4500万人が医療保険に入っていない(国民健康保険制度がない) 国民の8人に1人が貧困レベル以下(2人家族で年収140万円以下)の暮らし振り。 貧困児童数は先進国でもっとも多い1300万人。 乳児死亡数は1日あたり77人。 国内に350万人のホームレスがいる(そのうち50万人が退役軍人)。 国内には約2億3000万丁の銃がある。 銃によって死ぬ子どもは1日平均13人。 選挙では不正が横行(黒人投票者を露骨に排除など)。 ■アフガニスタンとイラクの戦争以来、アメリカ合州国もアメリカ人も大嫌いになりかけていた私(喜八)ですが、本書『報道が教えてくれないアメリカ弱者革命』を読んで考えが変わりました。これは素晴らしい本です。アメリカの「弱者」。すな