ワルナスビの果実 ワルナスビ(悪茄子、学名:Solanum carolinense )はナス科の多年草。日本も含め世界的に帰化している外来種である。 茎や葉に鋭いとげが多い。種子が家畜の糞などに混じって広がり、垂直および水平に広がる地下茎を張ってよく繁茂する。耕耘機などですきこむと、切れた地下茎のひとつひとつから芽が出てかえって増殖する。除草剤も効きにくいため、一度生えると完全に駆除するのは難しい。 花は白または淡青色で同科のナスやジャガイモに似ており、春から秋まで咲き続ける。果実は球形で黄色く熟しプチトマトに似るが、全草がソラニンを含み有毒であるため食用にはできず、家畜が食べると場合によっては中毒死することがある。また、美味しそうに見える果実でもあるため、子供などがトマトなどと勘違いして口にしてしまう危険性も高い。厄介な雑草である。 和名は、これらのたちが悪い生態により付けられた[1]。