日々をどう過ごすか。仕事とは何なのか。小さなチームに所属するソフトウェアエンジニアが考える仕事とライフスタイルの関係、そして「アトムの世界をハックする」ために必要なこととは。 連載 INDEX 次回 → 大きな企業、中くらいの企業、小さな企業、企業のサイズにかかわらず、ほとんどの人はチームで仕事をしているだろう。「チームと認識しているかどうか」という問題はあるにせよ、人と関わらずに達成できる仕事というのは存在しないのではないだろうか。それは筆者が所属する会社とて例外ではなく、やはり「チームで仕事をしている」という事実に間違いはない。 でも、そのサイズは驚きの最小人数体制だ。今現在、筆者の会社ではメンバーは社長含め全体でたった4人である。うちエンジニアが3人もいるという、いびつに思える組織形態で、自社プロダクトを作り、それを自社管理しているインフラに載せ、マルチテナントプラットフォーム(具体
『ペンタゴン式 ハードワークでも折れない心のつくり方』(カイゾン・コーテ著、中津川茜訳、KADOKAWA)のタイトルにあるペンタゴンとは、いうまでもなくアメリカ国防総省の通称。傘下に群を携えた、アメリカの軍事、国防の拠点として知られる官庁です。そこで繰り広げられている厳しいミッションの数々は機密のベールに隠され、映画さながらの世界も実際に存在するのだとか。 そんなペンタゴンの国防情報部隊におけるエキスパートとして活躍する著者によれば、現場では判断を一歩間違えば多くの命を巻き込む危険な任務も多々あるため、「絶対」に、「いかなる失敗」も「間違い」も許されないのだといいます。 そう聞くと、私たちの日常からは想像もつかないような、特別なスキルを備えていないと務まらない世界であるように思えます。しかし軍隊での経験と私たちの仕事や人生は、実はとても似ているとも著者はいうのです。なぜならハードな仕事や人
最重要 実行に重きを置く やらないで後悔するよりも、やって反省する。 反省は成長を産み生産的だが、後悔は精神の無駄な消費。 時間は有限で貴重な資源だが、たぶん今の段階では行動する前に得るものや結果を予測するのは難しい。 正しい反省の方法とは何か、考え続けること。 「正しく反省するために、何を記録しておくべきか」実行前に明らかにしておくこと。 反省の結果は組織的な何かに落としこむ。組織構造、戦略、静的解析、自動テスト、教育など。意識しないでも巨人の肩に乗れる状況を作ることが、組織の成長につながる。 Done is Better Than Perfect ただし、思考停止の言い訳にしないこと。詰めの甘さを擁護する言葉ではない。詰めの甘さは立場や考え方が違うひと3人くらいに意見を求めればだいたい炙り出せる。 長期的視野を持ちつつ、それに引っ張られない。進展を作ること、現状を少しずつ変えることを意
急に何かを言われると、モノゴトを理解して答えを出すために数秒かかってしまう…。多くの人はそんな経験をしたことがあるのではないだろうか。 しかし、何を言われてもすぐに返すことが出来る。突拍子の無いことでも、自分なりに意見をすぐに言える。そんな人々に出会ったことはないだろうか?俗に言う《頭の回転が速い人々》だ。 彼らはナゼ周りの人よりも頭の回転が速いのか?共通点は彼らの日常生活にあった…。 ———————————————————————————————————————— 普段の生活、あなたはどのように過ごしているだろうか。 朝起きて支度をして、ショッピングをしたり友達とランチをしたり、はたまたカフェで読書かカラオケなどに行くのだろうか? 頭の回転が速い人々もあなたと特に変わらない生活を送っている。いわゆる一般的な生活だ。しかし日常生活に取り入れている小さなことが、2つの間に大きな違いを生んでい
Inc.:人生は問題や課題で満ち溢れています。ほとんどの人は小さな問題を解決したり、あるいは問題を回避したりすることに長けていきます。問題解決能力が非常に優れている人は、成功への道を歩む上で、他者より有利といえるでしょう。彼らは仲間内でリーダーになることが多いはずです。解決できる問題が大きければ大きいほど、より多くのことを達成し、より多くの信頼を得るようになります。 生まれながらにしてその能力が備わっている人がいるのも事実ですが、誰でも少しの労力で向上させることができます。以下、問題解決能力の高い人が日頃心がけているスキルを8つ挙げていきます。 1. 客観的な立場をとり続ける 人々がそのプロセスにおいて実際に何が起こっているのかが分かっていない場合に、問題がよく発生します。人々は特定の方法やゴールに焦点を当てているため、無意識の内に明白な警告を示すサインを見逃してしまうのです。問題解決に優
2014.08.05 スキル 業界で名の知れたプログラマーは、今年の上半期に何を学んでいたのか? 「同業者が役に立ったものは、自分にも役に立つはず」という仮説を基に、彼らの学びlogから、2014年上半期の流れを振り返り、今後の動向を予想してみよう! 株式会社nanapi 取締役 CTO 和田修一氏 (@wadap) 中央大学経済学部卒業後、2005年に楽天入社。楽天市場の運用担当のほか、台湾版楽天市場の設計・構築・運用などに携わるなど、インフラエンジニアとして活躍。現在は、CTOとして2009年9月オープンのライフレシピ投稿サイト『nanapi(ナナピ)』を技術・経営の両面から支えるかたわら、講演や執筆、メディア出演経験も多数。個人ブログ『Unix的なアレ』も人気
サラリーマンだった私は、残業が常態化していました。休日出勤もよくしていました。 しかしある時にふと気がついたのです。 「残業・休出を減らして、余った時間を自分のビジネス・副業の立ち上げに費やして成功すれば、すごいことになる」 のではないか?と。 仕事がデキれば自由な時間が増える 残業や休日出勤をしても、収入の増加は限定的です。しょせん時間の切り売りだからです。しかし、自分のビジネスを立ち上げて上手く回れば、収入は青天井です。 残業や休出を減らす方法はただひとつ。「仕事力を上げる」こと。つまり、仕事ができる人になればよいのです。 仕事ができれば、社内での評価も上がり給料の査定も良くなり、残業が減ります。そして、マイビジネスにも力を入れることができて、更に収益を得られます。 仕事力はマイビジネス立ち上げ時にも役立ちます。良いことづくめです。 仕事がデキるとは? 「仕事ができる」には、どういう能
Yak Shaving の誘惑に打ち克つ ソフトウェアを作っている途中で、「これを作るのを効率化するためには ○○ が必要だ」と思い、本来やっていた作業の手を止めて ○○ を作り始めてしまうことは往々にしてある。 しかしその作り上げた ○○ が最終的に本当に(長期的にみて)効率化に役立ったケースは、自分の経験からいって 10 個のうち 1 つくらいではないかと思う。 効率化のための努力をするなということではない。大事なのは、アイデアを寝かせることだ。 人はゴミみたいなアイデアでも、気付かずにこれこそが素晴らしいアイデアだと信じこんでしまう。自分の考えたアイデアには愛着が湧くものだ。 そのアイデアが本当に優れているかどうか客観的に判断するには時間が必要だ。最低でも 1 晩、できればもう 2, 3 度は同じ必要性を感じてから作るのがいい。 1 回しか必要性を感じたことのないものをその場の勢いで
「好きなことだけして食っていく」。とても甘美な響きを持った言葉である。 しかし、多くの人にとっては、「好きなことだけして食っていく」という言葉は、憧れはあっても、何をどうすればいいのか分からない、というのが実情ではないだろうか。 人は皆社会のシステムに組み込まれて生きている。 会社もそう、家庭もそう、そして子供の学校や地域の活動もそう。 「好きなことだけして食っていく」と突然言われても、とっかかりがなさすぎて、自分のことと思えないという人も多いだろう。 僕自身、今ではブロガーとして、そして作家として、本当に好きなことだけして食っている。 書籍やブログを書き、セミナーやワークショップを運営して生計を立てている。 でも僕は2011年3月までは、中小企業に勤めるサラリーマンだった。 最後の3年間を除いては、僕は本当に「ただの」サラリーマンだった。 会社を辞めたら生きていけない、いわゆる「社畜」だ
小学校からよく言われてきたように、デスクワークは50分やって10分休むのが基本だぞ。休憩はな、とにかく椅子から離れろ。ネットサーフィンとか人生なめてる愚の骨頂。 つまりだな同じ姿勢をとり続けるのが一番ストレスになるということよ。ちょいちょい姿勢を変えてけ?これが疲れないための基本中の基本だ。 一番は横になって目を閉じろ。ぼーっとするのもよし。寝るのもよし。自律訓練法するもよし。 で、50分の作業と10分の休憩というサイクルを繰り返すわけだが、メリハリをきちんと付けることが大事だな。作業中はきっちり集中、休憩中はだらっと力を抜くんだ。 メリハリが人をタフにすんだよ!(至言) 忘れるな、だらけた努力は人を弱くする。視野広く持とうな。 ところがだ、メリハリをつけた生活サイクルで疲れに強くなろうとすると始めた当初はかえって疲れやすくなるというジレンマがあるわけよ。これ最大の罠ね。 原因は唐突なメリ
By Iron Man Records 「なぜ我々はプログラマを難問・APIクイズ・不可解な演算・その他の面接トリックで雇わないのか?」というタイトルで「Ruby on Rails」「Basecamp」など、積極的にウェブ上の開発を行っている人々の間では一度は聞いたことがある小企業「37signals」が自身のブログ上でエントリーを出しており、その中身が非常に考えさせられる内容となっています。 Why we don't hire programmers based on puzzles, API quizzes, math riddles, or other parlor tricks - (37signals) http://37signals.com/svn/posts/3071-why-we-dont-hire-programmers-based-on-puzzles-api-qui
本コンテンツは独自に制作していますが、一部にサービス提供企業等から広告料および送客手数料を受領しているPR情報が含まれています。 ビジネスパーソンなら毎日使う、敬語。でも、本当に正しい敬語が使えていると言い切れますか? 社会人経験の長い方でも、間違った敬語を使っている人は少なくありません。そして、メールで敬語を間違うと、ミスが永遠に残り恥をかいてしまいます。 そこで、間違いやすい敬語と、その改善方法をご紹介します。社会人と、これから敬語を使うことになる就活生も、恥をかかない正しい敬語をマスターしましょう。 敬語とは 敬語とは、言語表現の一つで話に出てくる人物や話し相手に対する敬意を示すために用いられます。 日本語における敬語は尊敬語、謙譲語、丁寧語の3種類に分類されます。尊敬語と謙譲語は、話の主題になっている人に対して敬意を示すために使われます。 現代では、敬語は家族や友人などとの会話の中
先日、あるいじめ関係のシンポジウムにパネラーとして参加しました。 その席上、長野県の中学校の先生が実践されている「いじめ対策」は、目から鱗が落ちる素晴らしいものだったので報告したいと思います。 それは、以下のような手順で行われます。 1 いじめの認知は、本人、親、友人の誰からの報告であっても 「この事態を心配している人から報告があった」で統一する。 ※ いじめ加害者やその親は「誰がそんなこと言った」と言いがちなので、 教員側の対応を統一しておくことは極めて有効と思われます。 2 必ず、一人の教員ではなくチームで対応する。 ※ チーム対応は教員の一番苦手とするところですが、是非克服してほしいところです。 3 複数の加害者(大抵そうです)と複数の教員が別部屋で1対1で対応する。 ※ ここで、各加害者の発言に矛盾が生じます。 4 15分後に部屋に加害者を残して教員が集合し、情報交換・矛盾点の分析
今ホッテントリになっている この記事『仕事が遅い人の共通項』http://tirrano.com/?p=1543 は的外れだ。仕事を速くこなすためには「素直さ」のようなことはどうだっていい。むしろ邪魔ですらある。仕事の速さに精神論は邪魔でしか無い。もっとシンプルな方法で仕事は速くこなせるようになる。具体的には以下の7つのポイントが有効だ。 1.時間を区切る 「時間をかけて頑張って解決しよう」と考えている時点で、あなたは最も効率の悪い仕事のやり方を選んでいるといえる。なぜなら、「時間で解決しよう」というのは、創造的な解決方法を放棄していることだからだ。たとえば、「象を3秒以内にかけ」といわれたら、誰でも象を表現するために最適かつ短時間で終わる方法を考えだそうとする。時間による制限は人の創造性を引き出すシンプルかつ効率的な方法だ。だから、「イマイチ効率が悪いやり方をしているようだな」と感じるな
欧米(特にアメリカ)の入学試験や、外資系企業の面接で常に聞かれるのが、「あなたのリーダーシップ体験について話してください」という質問です。 大学の入試エッセイでも書かされるし、大学や企業の面接では、過去にどんな場面でどうリーダーシップを発揮したか、事細かに聞かれます。 もちろん入社してからも、リーダーシップは主要な評価項目のひとつとなっています。 ところが日本ではリーダーシップについて問われる機会はごく限定的。中には「今まで、一度も問われたことがない」という人さえいます。 なので、その概念自体あまりよく理解されていません。 たとえば私が日本人からよく受ける質問は、「欧米ではなぜ全員にリーダーシップを求めるのか?」というものです。 質問の意図は、「リーダーシップという、組織を率いるごく少数のトップ人材だけが持っていればいいものを、なぜ欧米の大学や企業は全員に求めるのか?」とか、 「 10人の
アメリカの大学院で、「Professional methods」という授業を取ったことがある。言語学の専門家として食っていくためのあれやこれやをひたすら教わるクラスである。学会での発表の仕方、ジャーナルペーパーの書き方、CVの書き方、就職活動などなどのトピックをこなして、「教授法」が取り上げられた。このエントリで取り上げるのは、「教授法」の回に先生が配った「教師の心得」である。 以下、その一部を日本語で紹介する。 君が教えようとしていることは、「とても大切でとても面白い」ことを決して忘れないようにしなさい。また、それを学生に伝えることも忘れてはいけない。 君は、君のクラスにいる学生よりも賢いわけではない。学生よりも「いいひと」なわけでもない。君は、たまたま学生がまだ持ち合わせていない情報をいくらか知っているだけだ。そして学生たちは、君がまだ知らない情報を山ほど知っている。 教師として、君は
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く