2016年3月26日のブックマーク (1件)

  • 物価連動国債で期待インフレ率が示せない理由 --- 久保田 博幸

    3月23日に財務省で国債市場特別参加者会合が開催された。このなかで財務省から4~6月期における物価連動債の発行額等について発行計画から1,000億円減額し4,000億円とし、その上で、4月と6月にそれぞれ200億円の買入消却入札を実施してはどうかとの提案がなされていた。 その理由として、2015年度においてBEIは低下傾向で推移しており、特に入札の度にBEIの水準が切り下がるような状況となっている、こうした状況について、原油価格の下落等のファンダメンタルズ要因による一時的な低下との見方もある一方、課題となってきた投資家層の拡がりが依然限定的であるため、恒常的な需給の不均衡が生じているという見方も少なくない、さらに値動きが大きく、投資家の買いが手控えられる中で流動性プレミアムが拡大していることを指摘する意見も聞かれている、との指摘がなされていた。 BEIとはブレーク・イーブン・インフレ率との

    物価連動国債で期待インフレ率が示せない理由 --- 久保田 博幸