ウクライナの前大統領の次男がシベリアの湖に誤って転落して死亡したと報じられ、去年の政変でロシアに逃亡した前大統領一家の動向に注目が集まっています。 ウクライナのメディアによりますと、ヤヌコービッチ前大統領の次男で政変前に議会議員を務めたビクトル氏(33)が20日、シベリアのバイカル湖で、知人らと凍結した湖の上をドライブしていたところ、運転を誤って氷の割れ目から車ごと湖に転落し死亡したということです。 ビクトル氏の遺体は、ロシアがウクライナから併合したクリミアに運ばれ、23日に前大統領らが出席して葬儀が行われたと伝えられていますが、ロシアのペスコフ大統領報道官は「情報がない」と述べて確認を避けています。 ヤヌコービッチ前大統領一家を巡っては、政変後に豪華な暮らしぶりが発覚し、ICPO=国際刑事警察機構が前大統領を公金横領などの疑いで国際手配していて、今回の報道で、一家の動向に改めて注目が集ま