印刷 【動画】レストラン風の靴修理屋さんカウンターの女性客の前で、腕を振るうシェフ姿の店員=大阪市中央区、池田良撮影 大理石のカウンター、ぴかぴかに磨かれた厨房(ちゅうぼう)、純白の服装で出迎えるシェフ。カフェレストランのような店構えだが、実は靴の修理店だ。大阪・難波の高島屋大阪店にある「アルカ シューキッチン」。食事を楽しむように待ち時間を過ごしてほしい、という店づくりが話題を呼んでいる。 シェフ姿の店員は、足の甲から指先に至るまで計測。触診や歩行テストで骨格や癖も診断し、最適な足形を再現すると、厨房に見立てた工房で腕を振るう。 待つこと30分。生まれ変わった靴は、銀色のトレーに乗せられ、カウンター越しに待つ客に渡される。 実際にレストランと間違える客も多いという。会社員、杉本雛(ひな)さん(30)は「思わずワインを1杯、頂きたくなりました。出来は完璧です」とほほ笑む。 レスト